アマモや干潟植物が堆積してできた泥土の干潟。砂が運ばれてできた砂嘴の上に
30㎝ほどの層の厚さになっています。
おばんです。小太郎でごじゃります。
★ キタキツネ、干潟を往く ★
泥の中にはゴカイが繁殖し、渡りの途中でやって来るシギやチドリの仲間のよき
餌場になっています。今は、トウネンやキアシシギ、コチドリたちがやってきて、
栄養を補給し、体力をつけています。
ふいと現れたキタキツネ。干潟に何か食べるものがないのか、歩いてきます。
シギを撮影してた私に気づき、顔を上げ、訝しそうに確かめています。
動かないことを確かめると、ぷいと進路を変えて歩きだしました。あわてた様子
もなく、同じ歩調で進みます。葦が生えている横を通って行きます。葦の側は
泥土が締まり、歩きやすいのです。
干潟に出るとトウネンが採餌中、緊張して頭を上げています。さすがに元気な
シギには興味を示さず、方向転換して帰ってきます。私を気にはしています。
その割には距離が近くなってきます。前にいたトウネン2羽が飛び立って行き
ます。さらにこちらに向いてやってきます。大胆な行動にこちらが緊張します。
わずか5メートル先を左に通過して行きます。どうも泥土が締まっているとこ
ろを選んだ結果、前を通るのがいいと判断したようです。
いつも歩いているコースなのでしょう。そのまま干潟の先の草地へ向かって行き
ました。最近、このような接近遭遇に恵まれます。
殺気と気配を消せる男です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます