オホーツク海の方から高気圧が南下してきました。湿っぽい空気からカラッとした
冷たい空気が降りてきたことが実感できます。いよいよ寒気団の到来です。
おばんです。小太郎でごじゃります。
◆ 亜種ヒシクイ、続々到着の模様 ◆
二日前、日没後十三夜の大きな月を見ているとき、上空をケルルル、ケルルルという
鳴き声が迫ってくるのを聞きました。姿を確認できませんでしたが、聞きなれたヒシクイ
の声です。餌場に行った帰りなのか、渡ってきた群れなのか、どっちにしろ秋雁の到来
です。
今朝、夜明け前に起き、ヒシクイたちが塒にしている葦帯の河口に行ってきました。
日の出の7分前に着いたのですが、亜種ヒシクイの塒からの飛び出しが始まっていました。
途中で300羽以上の群れが牧草地の上空を飛んでいくのを見ていましたから、慌てました。
急いで車を降り、見晴らしのいい場所に向かいましたが、その間にも次々に群れが飛び
立って行くのを見ました。正確なカウントはできません。しかし、あとから飛び立ってくる
数でも撮っておくことに専念しました。
河口の水面を走る音が聞こえ、群れが林の上を飛んでいきます。牧草地に向かい高度を
上げ、編隊を組み飛んでいきます。3羽から20羽ほどの群れが声を出しながら西の方へ
消えていきます。
到着して7分。5時13分には河口のヨシ帯からは気配が消えました。予想以上に早い飛び立ち
にがっくり。およそ1000羽以上の亜種ヒシクイがやってきているようです。