窓辺の小太郎

野付半島の渡り鳥や動植物の生き生きした「瞬間の美」を目指します。

タンチョウ夫婦が2羽のヒナを連れていました。

2019-06-20 15:12:48 | タンチョウのいる風景
5月26日、渡ってきたシギやチドリを探していると、干潟の奥の方に2羽のタンチョウ
を見つけました。しばらく観察していましたが、同じ場所から動かないので近くまで行っ
てみました。

おばんです。小太郎でごじゃります。



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          ◆  タンチョウが2羽のヒナを連れて  ◆

干潮時で水が引いて、細い水路ができています。ヨシがこんもりした小さな土手から水路
に降りては、また上がっていきます。普段は近寄ると警戒しながら去って行くのに、同じ
場所にいます。

5分して、理由が分かりました。ヨシの中に小さな雛がいたのです。生まれて2日目か、
3日目ほどでしょうか。脚の太さが目立ちます。



両親が小さな魚をくちばしに挟み近寄ると陰から出てきました。茶色のふわりとした綿毛。
よちよちして両親に寄ってきます。親は優しくくちばしをもっていき、ヒナに与えます。



小指くらいの長さの魚を頭の方から飲み込んでいきます。ヒナはがつがつした様子はなく、
ゆったりとしています。そのうち、かあさんタンチョウがヒナを水辺の方へ導きます。



泥の中に潜り込んだ魚を捕まえ、泥を落とし与えるにはヒナが近くにいる方が効率が良い
からです。それにヒナが早く魚を捕ることに興味を示すレッスンをしている感じです。



ヒナはまだ捕る方には興味がなさそうですが、2羽で待っています。親が移動すると後追
いして水路を歩きます。親鳥もまだ周囲に注意を向け、慎重にヒナを見守っています。



        おそらくヒナ育ての中で一番ほほえましい光景です。


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1 コメント

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Unknown (ひさき)
2019-06-20 21:15:21
タンチョウの親の愛情と子供の可愛さを感じることが出来ます

こんな「丸見え」のところで、カメラを持った千佳夫さんが近づいても、子育ての時期は警戒心が緩むのでしょうか
それとも千佳夫さんが安心感をあたえているのでしょうか

無事育ってほしいですね
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