巨大なトヨタ

もう6年位前の話ですが、
この地区の異業種交流会TM９９の講演会での事でした。

『セルシオの製造原価を知っていますか？』と講師からの質問。
中学生の時、３・３・４とか、３・４・３とか習いました。
製造で3割、卸含めて流通で３～４割、小売で３～４割だと覚えました。
製造で３割は、利益を含めて3割です。
原料、加工賃、設備の償却などを含めたモノが原価です。

『カローラを知っていますよね？セルシオの原価は、カローラの2倍はしません。
トヨタ・クラウンをタクシー会社に売る値段は９０万円です。但し、1台や2台では有りません。タクシー会社を知っている友達は、タクシーの取替え時期に一緒に頼んでます』と笑いながら話していました。
『トヨタで売れる車は、大きな車です。そりゃ～利益も大きい訳です』と続く。
大きい車、高額な車ほど、利益率が大きい訳です。

その巨大なトヨタが、
川下の会社が遣っている業種にまで降りてくる事はないと思います。

この川下の小さな仕事をしている人達が、
顧客なのだと考えて欲しいと思います。


'87年3月納車で頼んだBMW320iの納車が、
8月の末にずれ込み、お詫びとして送られて来たワイン。
飲めるのでしょうか？