コタラの社長日記

スリランカ産ハーブ「コタラヒムブツ」(学術名サラシア・レティキュラータ)を紹介され、世界初のサプリメントを製造!

2羽目の、ブラックな白い鶏

2006-09-10 12:53:26 | Weblog
この白い鶏は、行動範囲が広く、
弊社と山を行ったり来たりと、活発に動き回っていました。
でも、以前の話を知っている全員ですから、
もう誰も近づこうとはしません。

白い鶏も気に掛ける様子も無く、一人で遊びまわっていました。
この頃は、
野良犬も野良猫も居なかったので、天国だったと思います。

或る日、
その鶏が隣りの会社に入って行くのを目撃しました。
隣りは、土木建築の会社で、
季節労働者が何人も出入りしています。

『お~!鶏が来た!』と、嬉しそうな顔をする、そこの作業員。
他の作業員と顔を見合わせ、
『ニヤ』と笑みを浮かべるのを、見逃しませんでした。

それ以来、その白い鶏の姿を見る事はありませんでした。
願掛けされた鶏です、その後を知りたいものです。

自分が住んでいる地域で、
白い鶏や白いウサギに願掛けするなどの、
風習があるとは知りませんでした。

他の地方でも有るのでしょうか?


今朝の箱根
ミステリアス・ジュリア

願掛けされた白い鶏

2006-09-09 10:46:57 | Weblog
当時、
裾野から通っていた社員がいました。
『御殿場の山の中に放して来ますよ』と言い、
白い鶏を車に乗せ連れて行ってくれました。

『鶏を山の中で放し、立ち去ろうとしたら、後ろでバタバタと羽の音がするので、振り向いたら野良犬が何頭かで襲ってた!可愛そうな事をしたな~・・・』と悔やんでいました。
襲われることは、想像出来ましたが、
目の前で見るのはさすがに辛かったでしょう。

白い鶏に願掛けし、
放した人の目的は果たされたのでしょうが、
何か釈然としないモノが有ります。

それから暫らく経った頃です。
又、白い鶏が現れました!


蕎麦はお好きですか?
「時之栖」から、
御殿場よりに在る、「松の葉」
1日30食限定だそうです。
ワサビを栽培しているそうで、
おろし金と本ワサビが出てきます。


ブラックな白い鶏

2006-09-08 09:15:39 | Weblog
『誰かが拾って飼うとか、野良犬や野良猫に食べられてしまうかもしれないじゃない?キツネだっているし』と僕。
『それが良いんです、食べられたり拾われたら、願掛けが成就するんです』とオバサン。
『え~?!そうなんだ、何だか恐ろしい話だね~』と僕。

この話を聴いていた社員の関君、
『この鶏を裏山に連れて放して来ます』と、
白い鶏を会社の裏山に放しに連れて行きました。

暫らくすると、
関君が連れて行ったはずの白い鶏が、
会社に戻って来ました。
それから何分か経ち、今度は関君が戻って来ました。
『俺より早く帰ってる!?』と、呆れて笑う関君。

そうです、
白い鶏は会社に戻って、関君を待っていたのです。
社員一同大笑いでした。

今度は、裾野から通っていた社員が、
白い鶏を連れて行ってくれる事になりました。


箱根のアルファ
アルファは赤が似合います。



白い雄鶏の秘密

2006-09-07 08:51:55 | Weblog
『社長!その鶏に触らない方が良いですよ!』と、鋭いオバサンの声。
『え~、どうしたの?』と僕。

『今まで黙っていましたが、余りに世話をやくので話します。このニワトリは、願掛けをされて放されたんです、だから触らない方が良いですよ』と一気に話すオバサン。
『え~?そんな事をするの?』と僕。

『この辺りでは、子供の鶏を買ってきて、悪い事がなくなるようにと願掛けして放すんです。例えば、ガンになったから軽く済むようにとか、治りますようにとか、願掛けするんです。白いウサギの場合もあります。縁起が悪いから、そのまま放って置いた方が良いですよ。もし山で白いウサギを見つけても、飼いウサギが逃げたと思わないで下さい。ね~住田さん』と同意を求めるオバサン。

『そうです、余りに可愛がるので黙っていました』と住田さん。

『何所からか、逃げて来たんだと思った、違うんだ~・・・』と僕や若い社員。
『違いますよ~!』とオバサン。


9月2日
芦ノ湖スカイラインからの駿河湾


白い雄鶏

2006-09-06 09:04:02 | Weblog
もう20年位前の話です。
弊社に1羽の白い雄鶏が迷い込みました。
鶏冠は真っ赤でしたから、成鳥になっていただろうと思います。
身体は真っ白な羽に包まれ、堂々とした身体つきでした。

ニワトリは、
子供の時に追いかけられ、どちらかと云うと苦手です。
真っ直ぐに逃げると、何所までも追い駆けて来ます。
横に逃げろと言われましたが、
とっさにそんな事は出来ません。
まして小さい頃の事でしたから・・・

我が家が間借りしていた大家で飼っていましたので、
貝殻を潰し、餌の中に混ぜて上げたりしました。
その頃の事を思い出し、
その白い雄鶏に弁当の残り物を上げていました。
迷ってでも来たのですから、
その位はしないと、と思いました。

何日か後、
弊社で働いていたオバサンから、
とんでもない言葉が飛び出しました!


日本武尊が飲んだとされる泉の碑
昔、「ニホンブソン」と読んだ大学生がいました。
難しい呼び名ですよね。

ちょっと一息

2006-09-05 09:37:51 | Weblog
同級生の野口から、
AM4時前発信のメールが届きました。
『こんなに遅くまで起きていると美容と健康に悪い!』と返信しましたら、
『起きた時間だ』とメールが届きました。

弊社、鶴田君も同じ様に早起きです。
『雄鶏を起こすのが、仕事?』とカラカイます。

野口にも同じ事を書きました。
そうしましたら、
悠木さんのブログに雄鶏の写真が出ていました。
http://blog.clefmusic.net/

明日は、
黒い雄鶏にまつわる話です。


芦ノ湖スカイライン
命(ミコト)の泉

思い出

2006-09-04 11:15:13 | Weblog
故人を思い出す時、
どの様な顔を思い出しますか?

彼の時もそうですが、
笑顔、笑い顔、ちょっと困って思案している顔を思い出します。
怒られた事があるような人でも、
怒った顔を思いだす事は、まず有りません。

他の日常では、どうでしょう。
困ったこと、心配ごとなどは、笑い話として覚えていますが、
楽しかった事は、案外忘れてしまいます。
困ったこと、心配したことなどが覚えていて、
笑い話として出来るのは、
乗り越えてきた自信がそうさせるのだと思います。

裕次郎さんの「時間よお前は」(トキよお前は)
♪時間よ お前は~ なんて素晴らしい~
すべてを~ 美しくしてくれる~
そして やがては~ 思い出さえも~
遠く~連れて ゆくのさ~♪

人間は、忘れる事が出来るから、生きていけるのでしょう。
そして、乗り越えてきた自信を積み上げ、
人として成長するのだと思います。


昨日のたった1羽のツバメ
向かって右側の羽の付け根を仕切りに気にしていました。
傷があって、
他の仲間達とはぐれてしまったのでしょうか?

突然の別れ

2006-09-03 14:49:44 | Weblog
彼からの年賀状には、
『社長には、色々お世話に成りご迷惑をお掛けいたしました。良いお年をお迎え出来ます事を心よりお祈り申し上げます』と書かれていました。
この年賀状を読み、
『こんなしおらしい事を書いてきたけど、今度は何を言ってくるのかな~?』と、一人、心の中で苦笑いを浮かべました。

この年賀状の事は、仕事始めの日に鶴田君に話しました。
2人とも、同じ考えで顔を見合わせ笑いました。

2人で笑ってから2日位後の夜の事です。
突然携帯のベルが鳴りました。
『年が明けても連絡が無いので、アパートに行ったら、布団の中で冷たくなっていました。こちらで葬儀を済ませ、熊本の実家にお骨を届けます。社長にはお世話に成りましたので、お知らせしておきます』と、彼の出資者から告げられました。

屈託無く笑う彼の顔、
困った時『う~ん・・・』と、思案する顔を思い出し、
信じられない気持ちで一杯でした。

これが長いようで短い彼との付き合いでした。


クレマチスの丘
イタリアン・レストラン
マンジャペッチェへの道
http://www.clematis-no-oka.co.jp/012_shisetsu/013_mangia/013_top.html

彼からの年賀状

2006-09-02 08:28:32 | Weblog
実験費用は、弊社が負担しました。
えっ、金額ですか?
30万~40万円位でした。
彼は実験結果に不満を持ちましたので、
工専の教授の所へ何回も通ったそうです。
工専の教授もデーターを見せ、
懇切丁寧に説明してくれたようです。

自分が考えた事を遣るだけやって、
彼も気が済んだと思います。

1ヶ月も経たず、又、彼が訪ねてきました!

今度は、協和発酵のアガリスクを販売していると言って来ました。
アガリスクと云うキノコの名前はこの時に初めて聞きました。
ガンに良いと説明を受けてから、母のために2か月分を購入して上げました。
ま~、これも付き合った浮世の縁でしょうか、
彼には人を騙すという事が見えなかったからです。

年が明け、彼から年賀状が届きました。


クレマチスの丘
チャオチャオ店内
'60年代活躍した、
アルファGTAのポスターが懐かしい
http://www.clematis-no-oka.co.jp/012_shisetsu/014_ciao/014_top.html

実験の結果

2006-09-01 09:14:05 | Weblog
1ヵ月後位、経った頃でしょうか、
『言われた実験をしましたが、ガスの量は変わりません』との担当教授の声。

実験前の教授は半信半疑ながら、
アル期待感を持ったのだと思います。
実験後、苦笑いをしながら話しましたので、
教授も期待を持っていた分、失望したのだと思います。

教授に礼を述べ、学校を去りましたが、
期待が無かったと言えば、嘘になると思います。
でも、ホッとしたのも正直な気持ちです。

これを彼に伝えました。
彼は当然、落胆しました。
『何故?』と顔に出ていました。
実験結果の書類を渡し、
納得出来なかったら、教授に聴く事を告げました。

この頃、食べ物にもこと欠いていたと思います。
彼が訪れる度に、
食べ物を買って帰るように商品券を渡しました。
嬉しそうに商品券を眺め、
帰って行く彼の後姿を眺めながら、
『この位しか出来ないんだ』と、心の中で呟いていました。


クレマチスの丘
Chao Chaoのピザ釜
http://www.clematis-no-oka.co.jp/012_shisetsu/014_ciao/014_top.html