今度は、一石二鳥！

『和実、お前な～、わ～わ～騒がないで、少し考えろ！色々な人の話を聴けば、何かが分かる。お前が今まで遣ってきた事だけで判断するのではなく、今まで生きてきた人達の意見を聴けば、良い考えが浮かぶ、分かった～？』と、笑いながら僕。

『もう～、安い仕事だったので赤字になったら如何しようかと、焦ってしまいました』と照れ笑いの和実。

実は和実に、農協、町の自治会などを回り、
回覧板で草の欲しい人を探すよう話はしていました。
狙い通りだった訳です。

和実に新しい仕事を持ってきたのは、
僕ですから責任は有ります。
そして、
和実に打開策を教える事で、
自分自身にもインプット出来る、一石二鳥です！

和実は、
草刈りの素早い対応が認められ、
木の伐採も頼まれました。


写真の２ｔダンプ１台分が、
牛５０頭の１日の食事だそうです。
乳牛５０頭で１日７５０Ｋｇの牛乳が採れるそうで、
朝３時半に起き、牛舎の掃除、食事の世話、乳搾り、
夕方１５時３０分から２回目の乳搾りだと話していました。

一石三鳥！

草刈りが終わったとの知らせで、
刈り残しが無いか見回っていますと、
オジサン２人が草をトラックに積めていました。

僕の顔を見るなり、
『この草刈りをした方ですか？』との質問。
『はい、そうです』と、笑顔の僕。

『農家の方ですか？違いましたら、この草を貰えませんか？』とオジサン。
『この草が欲しいのでしたら、幾らでも持っていって下さい。他にも有りますから案内しましょうか？』と僕。

『良かった～！刈った草が欲しいので集めていたのですが、農家の方のでしたら如何しようかと、心配しながら集めていました』と、喜ぶオジサン。
『他の場所も教えて下さい。時間が取れた時に集めます』と、笑顔のオジサン。
オジサンは乳牛を飼っていて、飼料を集めていたのです！

これで和実は、枯れ草を集めたり運んだり、
焼却場に持ちこまなくても良くなり、
牛飼いのオジサンも喜び、
管理会社も喜べる最高の結果になりました。
一石三鳥！

捨てる神あれば、拾う神ありの見本です！

一難さって又一難

朝から携帯がけたたましく鳴り響きます。
和実から、
『社長～、草刈りの人達が実測をすると来ています！』
『実測～？そうか～・・・実測か～・・・』と僕。
『そう言われれば、そうだよな～、販売面積は有効面積で、草刈りは表面積だものな～、今から行くから待ってろ！』頭の中で三角定規が浮かびました。

現場に着きますと、５０ｍの巻尺を２人で持って測っていました。
『完璧な実測ではなく、アバウトで遣りますから』と計測者。
『頼みます、こちらは販売面積で請け負っていますので宜しくお願いします』と僕。

草刈りのプロにしては、表面積で請け負うのは常識ですね。
この事を管理会社に伝えましたが、
彼らにしても寝耳に水だったと思います。

『和実、多分面積は多くなるけど、傾斜が急では無いから１０％＋位で収まると思う。青柳さんが交渉して安くしてくれたし、お前達が刈った分が有るから持ち出しは無いよ』と僕。
『そうですね・・・』と和実。
『こうやって新しい仕事をすると、色々な事が起こって勉強になるな～』と、自分自身にも言い聞かせました。


高速草刈り機と気の良いオペレーター

草刈り後の処理交渉

管理会社にこの話をしましたら、
枯れ草が周りの家に飛び散るから駄目だと言われました。
そこで現地に来て貰い、キャタピラが踏み潰した枯れ草が、
来年の夏草の成長を少なくするし、
踏み固められているから風でも飛び難いと説明しました。

管理会社の社員も理解出来たらしく、
大きい草だけを取り、小さくなった草は、残しても良いと了解を得ました。

管理会社の社員も、地主や周りの家の事を考え、今まで通りが嬉しいのでしょうが、
枯れ草が残っていると夏草が生え難い事までは知らなかったようです。
農家出身の鶴田君やオペレーターの方の智恵を頂きました。

２ｔ車５０台分の草を焼却場に持ち込みましたら、
和実と細田君２人が刈った作業代が飛んでしまう所でした。

自分の事でしたら、多分焼却場に持ち込んでいたと思います。
たとえ和実の仕事でも紹介者の僕が、
最終的には被らなければ成らなかったのでしょう、
助かりました～！


木で分譲地の区画が分かれています

刈った草の処理

この草を処理するのに、
２ｔトラック５０台いると言われ、
和実は困って電話をしてきました。

『社長、トラック５０台分の処理をしないと駄目だと言われました！、如何しましょう～・・・』
『５０台分の処理～？！そんなに有るの？今行くから待ってろ！』と僕。

状況を見なくては何とも言えません。
『草が細かくなってるね～、大きい草だけ取って、このままで大丈夫だろ～！？ 』と僕。
『全部草を取るより、少し残っている方が、夏、草が出難くなりますよ、な～！』と、相棒に同意を求める草刈り機のオペレーター。

『和実、最悪の場合は、お前の稼ぎは０かもしれない。でも来年の事を考えて最良の方法を考えよう』と僕。
『社長！キャタピラで踏み潰して貰いましょうか？』と和実。
『お～、頭良い～！』と僕。

この話を鶴田君に言いますと、
『来年の草刈りを考えて草を全部取らないで残した方が草が出難くて良いと思いますよ』と、同意見でした。


集草機で集められた草の帯
正面は、スルガ銀行コンピューターセンター

草刈り機登場

重量計に車を載せ、
積荷がオ～バ～していないか確認をされ、
ゲートの中に入っていきます。

生ゴミの匂いが相当キツク、暖かいとは云え冬でこの匂いです。
『夏場作業する人達は大変だろうな～』と、和実や細田君と話しました。

持ち込まれたゴミをトラックから降ろすのも一苦労です。
ダンプなら難なく終わるのでしょうが、手作業ですから一汗かけます。

１回終わった所で、草の積み下ろしの効率良い遣り方が分かりました。
何でも頭で考えるより、行動ですね！

次の日、シブシブの社長の社員2人が、自走式の草刈り機を運び込みました。
ゴムのキャタピラが付いていて、４５度の斜面を登ると話します、凄い！

農家の方が2週間掛かった面積を3時間で片付けます。
移動を含め1日で6箇所、５０００㎡位をこなしてしまいました！


集草機で集められた、刈られた枯れ草
盛り上がった草の山が帯状に見えると思います。

続草刈り

次の日刈った草をトラックに積み込みました。
この地域で刈られた草や木は、
長泉町の焼却場に持ち込まれると、同区の方達から聴いていました。
この焼却場は、丁度良い事に駿河平区に在るのです。

『一緒に行って下さい』と和実に頼まれ、
『お前は、何所に住んでいるんだっけ？』と質問しますと、
『裾野です』と和実。
『しょ～がないな～、じゃ～一緒に行くか』と僕。
と、云う事で長泉町の焼却場に持ち込みました。

『この草は、何所の草？』と焼却場の管理人。
『この駿河平の草刈りを頼まれて持ってきました』と僕。
『長泉町の草だね？他の地域の草だと駄目だよ。駿河平区の草刈りだと、じゃ～営業だね？１ｔ、１５００円、２ｔ車だから３０００円』と管理人。
積み込んだ草の重さは、４５０Ｋｇ位でしたから、
処分代はトラックの積載重量で決まるようです。


焼却場で草を降ろす細田君

1月2日、沼津の夜

沼津の元日は、寂しい感じでしたので、
２日から商店街が開くものと思っていました。

晩御飯のため、妻と沼津東急ホテルに出向き、
町の中を見回しましたが、人も車もマバラです。

新幹線駅の予定だったのが、地元商店街の反対で、
三島駅が出来てしまいました。

今、沼津駅前再開発と云う事で、駅ビルを建設中です。
下が商店街、上階はマンションになる予定だそうですが、
新幹線が停まらないのは、不便です。
でも、昔の賑わいを知っている人達に取って、
可能性は否定出来ないのでしょうね。


沼津東急ホテル向かい側の商店街
１９時頃ですが、気の抜けた炭酸の様な感じです。

今日は、元旦２

昨日は、妻と2人で三島大社に初詣に行きました。
毎年、車を置く場所は決まっていて、少し歩きます。

2人で歩いていますと、
オジサンが女性をナンパしようとからかっている姿を目撃！
歩を止めてオジサンの顔を観ますと、
見覚えの有る顔で鳥居さんです！

鳥居さんがナンパした女性を含め、4人で大社に入っていきます。
毎年２日に来ていますが、
今日は何時もより人出が少ない感じがします。

朝早くからお参りに来るので、
今の時間は空いているんだ、と思いました。
２日に来るより、元日のお昼頃が初詣には最適です！

隣りに居ると思って歩いていますと、
鳥居さんは、ナンパした女性と何時の間にか消えていました。

チョイ悪オヤジだと可愛げが有るのですが、、、

妻とコーヒーでもと思い歩きますが、喫茶店って在りません。
沼津に行けばと、
車を走らせましたが、開いている店が有りません。
40年位昔の東京の様で、人も車もマバラです。
今日から開くのでしょうか？


三島大社境内
今日は、閑散？

今日は、元旦！

明けましておめでとうございます。
旧年同様、
本年も「コタラ」を宜しくお願い致します。

我が家から観た、箱根から昇る初日の出。
左側の松から鉄塔に掛けて、
丸いモノが出ていますが何でしょう？

これから妻と2人で三島大社に初詣です。
年末から今日まで、なんと穏やかな日でしょう。
この穏やかさが、ずっと続きますように、

今日は、簡単！