2016.11.23
津波警報 NHKアナ強い口調で訴え - goo ニュース
いつもは冷静な阿部渉アナウンサーが、津波警報について、かなり力を込めて叫んだ。このことを冷笑する向きもあるが、わたしはまったくそうは思わない。5年前、津波到着の第一報は、たいした高さではなかった。そのことが、沿岸住民に油断を与え、自宅に引き返す悲劇などを生んだ。・・・(永田 浩三)
「普通の波と津波の違い」「高さ50cmの津波の威力」
<実験動画>津波は普通の波と違います。高さ50cmでも…成人男性80%が流される。海面が盛り上がったまま長時間、車のスピードで押し寄せる!
津波を侮るなかれ 50cmなら成人男性8割が流される【動画】
チリ沿岸で起きた地震の影響で、4月3日の早朝から日本各地では津波を観測しており、気象庁は海岸や川の河口付近に近づかないよう呼びかけている。
3日午後2時49分時点では、岩手県久慈市で観測された60cmの津波が最も高い。「津波が数十センチと聞くとたいしたことがないように思われがちだが、実は命に関わる危険性が高い」と港湾空港技術研究所の有川太郎・上席研究官は指摘している。実験で調べたところ、浸水の高さが約30cmでも、女性の6割が転倒したりよろけたりするというのだ。
港湾空港技術研究所は、成人男女20人に大型水槽に入ってもらい、津波と同じように水を流して立っていられるかなどを調べた。すると、約30センチで女性の6割が転倒したりよろけたりした。40センチでは女性の9割、70センチになると全員が普通に立っていられなかった。
(朝日新聞デジタル「津波の教訓-災害大国あすへの備え」より)
有川氏は2010年の日本地震学会の広報紙で、50cmの津波で成人男性の80%が流される実験結果を紹介。港湾空港技術研究所で実施された同様の実験結果が、2010年9月公開の映画『TSUNAMI』の番宣動画に収められている。
9/25公開の映画『TSUNAMI」。高さ100m、時速800km、アジア最大の"メガ津波"が人々を襲う本作。津波の怖さを身をもって知るため、『TSUNAMI』女性宣伝スタッフが人工的に津波を作り出す施設を持つ独立行政法人・港湾空港技術研究所を訪問し、津波の恐怖を体験、映像に収めました。たった50cmの津波でも大の大人が体ごと流されてしまいます・・・!人体で実験できるレベルとは比較にならない"メガ津波"が襲う絶体絶命の状況は、ぜひ劇場でお確かめ下さい。
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東日本大震災 国道の監視カメラは見た
道路上には多くの監視カメラが設置されている。
これは国土交通省東北地方整備局が岩手県の国道に設置している3箇所の監視カメラが撮影した映像をタイムスキップして編集したもの。市街地へ流れ込む津波の様子が克明に記録されている。※監視カメラのなかには、津波でなぎ倒されたものなどみ多くあった。