首相、過労死遺族会との面談応ぜず 働き方改革関連法案:朝日新聞デジタル
- 過労死遺族でつくる「全国過労死を考える家族の会」が求めていた安倍晋三首相との面談について、政府は23日、応じないと表明した。
高プロ強行採決 「死人が増えているのに過労死はいない」
http://tanakaryusaku.jp/2018/05/00018163
2018年5月22日 20:43
過労死促進の猛毒を盛り込んだ「働き方改革関連法案」が、あす(23日)にも、衆院厚労委員会で強行採決される見通しだ。
「これ以上犠牲者を出してはいけない」。過労死家族の会がきょう、安倍首相への面会を求めて官邸前に座り込んだ。労働者を殺す猛毒の製造が官邸主導で行われてきたからだ。家族の会では16日から野党議員を通じて首相に面会を申し入れているが、返事さえも来ない。
猛毒とは年収1075万円以上の専門職に適用される「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」のことだ。高プロは休息、労働時間、深夜労働などの規制が撤廃される。
年に104日、4週で4日休ませれば、いくらでも働かせてよい。28日のうち4日休ませれば、24日、毎日24時間連続で働かせても違法とはならないのである。
労働者がバタバタ倒れても過労死認定されない。経営者にとっては夢の制度。労働者にとっては悪魔の制度だ。
座り込みに参加した神奈川県の女性は2004年、夫(当時43歳)を過労死で失った。残業無制限で年俸制(880万円)。高プロの はしり だ。医療法人が母体の株式会社で財務担当だった夫は、亡くなる3ヵ月前、ひと月の平均残業時間が70時間を超えていた。労災認定が2年で下りたため、3人の子供を大学に行かせることができた。
しかし、高プロ制度が導入されれば、労災認定はされなくなる。労働者はまさしく奴隷となるのである。生身の人間ではなくなるのである。遺された家族は泣き寝入りするしかない。
娘を過労死で失った女性(都内50代)は官邸の主に届けとばかりに声を振り絞った-
「死人が増えているのに過労死はいない。戦争でもないのに死者が出る」。
〜終わり~
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