「杓子定規な人」
融通が利かず、決められた事は何が有っても守る。
そんな杓子定規な人は、付き合って行く中で、もっとも厄介と言えるだろう。
規則は必ずしも絶対的なものではなく、ある程度の余裕を見込んでいる。
しかし、この手の人は、その余裕すら許す事が出来ない。
役所の職員なら重宝されるが、人間味の薄いタイプだ。
だが、こんな人間に酒でも飲ませ、理性のたがを外させれば、人が変わったかの様に調子に乗る。
世の中が自分の意思に反し、ある程度のいい加減さで成り立っている事に、ストレスを感じているからだ。
だからこそ、役人への接待はエスカレートする事が多く、とんでもない事件が発覚したりもするのである。