シャンプーで問題視されている「ノンシリコンシャンプー」。
いかにも髪に良さそうなイメージを与えるノンシリコンだが、シリコン自体は傷口の治療に使われるほど人体にはまったく害のない物質である。
しかも1kg4000円という、シャンプーに使われる成分の中では高価な素材なのだ。
つまりノンシリコンシャンプーとは、シリコン以外の安価な素材を使って髪をサラサラにしているにも関わらず、値段が割高という矛盾した商品なのである。
シャンプーにはその他にも、法的な規制や制度のない「無添加」という表現や、場合によっては一時世間を賑わせた石鹸の様に、アレルギーの原因にもなり得る「植物由来」をウリにしている物がある。
これらの製品もまた、総じて高額であり、さらに化学的な成分を使っている物より安全であるという化学的根拠もない。
髪に一番いい洗髪方法は、お湯だけで洗うか、純粋な石鹸で洗う方法と言われているのはこの為である。