人は精神から老いていく。 ねえ、何歳から老人というんだろう。新しいシニアを目指して素敵に老いる力を

新しいシニアを目指して素敵に老いる。高齢社会というけれど、高齢者が何を考えているかわかりますか?老いる力と幸せを考える

心身一如 その二

2019-09-14 11:53:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ



(秋バラ)

心身一如

古本屋に行ったら「心と身体の処方箋」という平成18年5月の文藝春秋特別版があった。
ちょっと古いけれど、A4版で216頁まるごと健康特集という見事な特集版であった。

編集だよりには、次のような趣旨が書かれている。

「老いも病も避けがたいもの、それならどうやって賢く付き合い、折り合っていくかの知恵が求められている。」

「世界第一の平均寿命だけでは測れない、生き方の質が問われる時代である。」

「かってない長寿を手に入れた日本人が、人生の後半において豊かな生を享受するにはどうすべきか。」

そういうことを人生の達人たちが教える、より良く生きるためのヒント集なのだと言う。

95人の人たちが、さまざまな立場から自分や自分の周りの「心と身体の処方箋」を書いているが

それらの底流には、『心身一如』という考え方が脈々と流れているように思える。

その中の一つを紹介する。

諏訪中央病院・鎌田實名誉院長の文章である。

笑えば笑うほど副交感神経が刺激されリンパ球が増える。がんになりにくくなるのだ。

心と身体はつながっている。

体に病気があっても、心にいい刺激を与えれば、体もよくなる可能性がある。

反対に心が病気の時、体にいい汗をかけばいい。体が元気になると、心も晴ればれとする。心の病気が治ることもある。

デカルトの時代から、心と身体をわけて考えるようになった。

おかげで科学は進歩したが、人間の生きる力は低下してしまった。

・・・・

私も『心と身体はつながっている』という観点からずっと活動してきているので、合点のいく記事であった。

心身一如を身近なところから実践していこう。

大勢の人前で話す前には、背広の襟を両手で強くひいてからだに刺激を与えながら気持ちを引き締める。

熱があって寝込んでいる時には、熱が下がったらやりたいことを強く想像する。

からだを動かして汗をかくことで悩みを分散し肯定的なエネルギーを注入する。

どんな小さなことでも心身一如という振る舞いが私たちの生活の基底になっている。




物置から古いブルワーカーを取り出してきた。若い頃、すてきな肉体を夢見て購入した物だ。

この頃、アイソメトリックトレーニングといエクササイズを初めて知った。

結局長続きはしなかったが、一時期は結構一所懸命やったものだ。

それをまた取り出してきた。十五分ほどやったら不思議とからだに張りが出てきた感じがする。

簡単だから、しばらく続けてみようと思う。やれば気分も爽快だし、若い頃の憧れに再挑戦できるかもしれないしね。

このブログの何日か前の文章の一部を再掲載してみるよ。↓


《この本の目的は、まず「ちぢまない まがらない」からだづくり。

「ちぢむ まがる」を防ぐのは、日々の筋トレ。

日本中に、背が縮み、腰が曲がってしまったお年寄りが溢れている。

彼らには、残念ながら「筋トレ」の知識、つまり〝智慧〟がなかったのだ。

年をとったら筋トレをしなさい。アイソメトリックス(静的筋トレ)をしなさい。

いつでも、どこでも、だれでも、できます。あまりに、かんたんすぎて、おかしくなるでしょう。

さらに、「長息」「笑い」「少食」「菜食」も実践すると、まわりのひとが驚くほどの若さを実現できますよ。》


ね、!。


くろほときから、全シニアに ↓

『合い言葉は、私たちは柔軟な心を持つかぎり、何歳になっても新しい挑戦を始めることができる。』
  (くろほとき)


(秋をつくる)





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その名はジュリー。沢田研二が今日も歌った。

2019-09-13 05:52:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ




沢田研二が、今日も歌った。

原発反対の歌を歌った。

もちろん、勝手にしやがれだって歌った。

渋谷のコンサート会場は、今日も超満員だった。

彼は、66歳。鉄人シニアだ。
(現在は71歳。これは、5年前の私の文章)

・・・・・・・・・・

66歳の沢田研二が、頑張っている。

彼の肉体は、どうなっているのか。

コロンと太った沢田研二のエネルギーはすごい。

2時間、休むことなく歌い続ける。

走る。跳ぶ。踊る。

コンサート会場は、彼の爆発的なエネルギーに完全に魅了されてしまう。

思わず、涙が出た。

声がいい。若い頃の声ではないが、66歳になっても、まだ透き通った声を出す。

その声が、脳天の中心を直撃する。

息が乱れない。

ステージ上を走りまくっても、息が乱れない。

彼の精神と肉体を支えているのは何なのか?

・・・・・・・・・・

最近、沢田研二が、あっかんべー(アカン、安部総理)をした。

彼は、66歳である。団塊の世代である。

今日も彼の「あの歌」を聴いてきた。

我が窮状  一握り人の罪  三年想いよ  である。

この一連の歌は、3月8日の雲  恨まないよ  F・A・P・P  我が窮状  一握り人の罪  

三年想いよ と続く歌である。

彼は、彼の歌を通して、東日本大震災・原子力発電についてメッセージを発信し続けている。

沢田研二のこれらの曲名を初めて聞く人は多いと思うが、これらは『東日本大震災 ~ 福島原発 ~ 今』を通して、ずっと続けてきている彼のメッセージである。

・・・・・・・・・・

さて、今日は、なぜ沢田研二なのか?

なぜって、彼は、鉄人だからである。

シニアの鉄人、あるいは、鉄人シニア。

ステージの上で、今日の沢田研二は、『88歳(米寿)まで歌い続けたい』と言った。

最近の沢田研二の歌は、「個人の自立のための歌」であったり、

「人生の締めくくり方のための歌の精進」であったりする。

新しい時代の生涯学習の精神とパラレルではないか。

そう、このブログ的には、沢田研二は、

『若返る元気なシニア』

『人生の各段階で能力を最大限に活用して生きているシニア』

『隠居生活よりは、社会と積極的に関わっていきたいと「生涯現役」を志向するシニア』なのだ。 



沢田研二は、これからもずっと歌い続けるだろう。

オールドシニアになっても、オールドオールドシニアになってもずっと歌い続けるだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

久しぶりに、沢田研二の歌を聴いたら、

彼の反骨精神や優しさと一緒に、

この日本の国で必死に生き方を模索しているシニアたちのことが、自然にかぶってきたのだ。



「視線を上げて歩こう。」

そう思った。


私は、沢田研二を、このブログの鉄人1号にしようと思う。
  (くろほとき)













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旅に出た

2019-09-12 05:17:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ



旅に出た。

どこに行くというあてもなく、車を走らせる。

まわりの景色が、車の速度にあわせて、次々と変わっていく。

日々色濃い秋の色になっていく景色。

人通りのほとんどない町の灰色の景色。

カラフルな服装をした元気色の景色。

・・・・・。

自分は、何のために旅に出たのだろう。

答えの出ないまま、日が暮れていく。

飛び込んだ宿屋で、一人、杯を傾けながら、

ぼーっとして壁のあたりを眺めている自分に気づく。

自分一人だけの空間。

立ち上がって、酒でほてった身体に冷気をあてようと窓を開ける。

何もない。

何も見えない。

冷たい空気だけ。

夜半に目が覚める。

風呂に行くか。

薄明かりのライトの下で、首まで浸かって、ため息をつく。

ふと見ると、お湯の中に何かが浮かんでいる。

何だろう。

よく見ると、私の身体の芯から出てきている。


私だけに見える、何か。

そう、それは、疲れ。



暗い人生を駆け抜けてきた「私の疲れ」

夜が明けたら、今日は、どこに行こうか。
  (くろほとき)










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朝風呂のすすめ

2019-09-11 05:05:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ




朝風呂のすすめ

私は、よほどのことがない限り、毎日朝風呂に1時間以上入る。

29歳の時からずっとそうしてきた。

その時々の体調に応じて、風呂で、腰割体操、爪もみ、ちょっとしたアイソメトリックトレーニング、自己マッサージなどをするのが日課になっている。

しかし、それだけでは、1時間もいらない。

私はここで
「メールの下書きをする。ちょっとした文章を読む。その日一日のスケジュールを組んだり確認したりする。
勿論、歯磨きもするし、ひげ剃りやシャンプーもする。」

つまり、朝の1時間以上の風呂は、私の毎日を支えていると言っても過言ではない。

東洋整体では、風呂は、汗を出して、さっと出るのが健康に良いと教えているが

その観点からみれば、私の朝風呂は、乱暴きわまりない。

だけど、それが私の健康法であり、からだづくりであるのだ。

健康法やからだづくりで大事なことは、自分に合ったことを続けるということ。

冬の朝風呂はすばらしい。

朝風呂の後は、ぽかぽかして行動が機敏になり、やさしい気持ちが生まれてくる。

夏の朝風呂もすばらしい。

朝風呂の後の流れるような汗を感じながら、リラックスした精神で、一日の始まりをからだ全体で感じることができる。

苦しいことやつらいことがたくさんあるけれど、朝の風呂が、心とからだに、活を入れてくれる。

あなたも、朝早く起きて、朝の風呂に入ってみたらどうだろう。

毎朝が無理なら、曜日を決めて朝風呂dayをつくってみるのもよいだろう。

シニアには、毎日の快い小さな非日常が必要なんです。
  (くろほとき)













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肯定的に生きよ

2019-09-10 05:29:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

人間は鏡に写る自分を見て

自分の容姿を褒めたり嘆いたり

外向きの顔を造ったりする

だが

中村天風は、朝起きて鏡を見たら、笑えと言う

鏡の中の自分に向かって

声を出して、決意を何度も話せと言う


下を向くな肯定的に生きよ、ということだ
  (くろほとき)



私たちは、柔軟な心を持つかぎり

何歳になっても新しい挑戦を始めることができる

これは、私が機会あるごとに言い続けてきた言葉

座して死を待つのではなく

何度でも挑んで夢を掴めということ

希望を捨てるなということ

起きます

動きます

元気が無くても

元気をだします

気合を入れます

何とかします

きっと、何とかなります

眼にチカラを集めます

丹田に気を集めます

今日一日だと思って

ぐんぐん生きます

おはようです

そりゃー
  (くろほとき)






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