テル坊主

~あーした転機?になーれ~ 日常の出来事をぼやき、つぶやきます!

宮城行き

2011-08-30 10:54:46 | ブログ

8月16日、越谷・天獄寺 施餓鬼法要のお手伝いを終え、越谷駅で待ち合わせをしていた家族と合流、東北道を北上し、福島へ向かった。道路はお盆休暇を終えたUターンで上りは所々混んでいたが、下りは順調!っと思いながら高速道路出口に近づくと、大渋滞、、、

震災被災者の高速道路無料化に伴い、手続きに時間がかかり、一般車両出口が混雑している。ETC出口は空いているのだが中々たどり着かない。そういえば無料化を悪用する長距離トラックの報道もあったようだ。

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真ん中のETC]レーンは空いているのだが・・・

初日は次兄の住む川俣町へ向かった。川俣町は一部が計画的避難区域に指定されている。となりの飯舘村へは車で15分ほど。飯舘村は全村避難のため、川俣町に避難されている方も多い。街中を走行しても人影も少なく、子供さんの姿もあまり見ることがない。そんな中を警察関係の車両が何台も行き交うのが現状だ。

2日目、川俣町を出発。宮城県仙台市に向かった。行き先は仙台市・定義如来西方寺。この寺は東北では有名な祈祷寺で浄土宗寺院で祈祷を行うのは珍しい。私もわずか1年ではあるが、職員として奉仕させて頂いた寺。ご住職は私の結婚式で媒酌人を勤めて頂いた。

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定義如来本堂(六角堂)平成11年落慶  約三千石の青森ヒバで造営された新本堂は圧巻!

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         本堂内陣                       旧本堂(現開山堂) 震災の影響で使用不可

本堂ではちょうど祈祷が始まる時間。1日数回御祈祷が勤められる。私も奉職して最初の半年間は祈祷受付係が主な仕事。住所・名前・願目を伺うのだが、最初に頃は地理に不慣れな事もあり、住所を書くのに四苦八苦・・・  御祈祷では住所・名前・願目が読み上げられるため最初の受付は重要なのだ。苦労の甲斐あって住所もある程度スムーズに書けるようになり奉職して後半の頃には1人で祈祷を勤めさせて頂いた。

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           山門                         五重塔 昭和61年落慶

山門前の参道には土産物店が軒をそろえる。何といっても有名なのが「三角あぶらげ」

あぶらげ屋さんは相変わらず大繁盛・・・

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揚げたてのあぶらげに七味と醤油をかけてかぶりつくのが実に美味しい!私が行くと従業員の何人かは覚えて下さっていて、いつもサービスして頂き恐縮!

ご住職に挨拶し美味しいあぶらげを頂いて満足しながら定義西方寺を後にした。

次の目的地は岩沼市・専光寺。専光寺の現在の住職は旧知の間柄で共に10代のころ増上寺で修行し同じ釜の飯を食べた仲間。しばらくお会いしてなかったが、今回の大震災で被害が甚大と聞き、慰問に向かった。あいにく住職は不在。もっとも住める状況ではなく、被害の大きさに茫然自失!あらためて津波の怖さを実感。

震災・津波・原発被害は甚大。それぞれに復旧・復興に向かって日々立ち向かっておられるが、場所によって格差があることも事実。自分に出来る事、しなければならない事は何か・・・


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