小学何年生だったか、定かではないが、3、4年生だったと思う。
父方の祖母が亡くなった。亡くなる間際、みんなでおばあちゃんの手を握ったのを覚えている。
初めて通夜を経験し、なかなか眠れなかった記憶がある。
今は亡くなってしまった叔父のいびきがうるさく、1人で起きていた。
骨を拾いに行くのも初めてだった。
従兄弟達と霊柩車に乗り、焼き場に向かう途中、何とも言えない気持ちになったのを覚えている。
悲しい感覚はなく、涙は出なかった。
それからしばらくして、冬のある日、夕方4時くらいだと思う。
こたつの中でうとうとしながら、初めて人の死について考えた。
死んでしまったらどこに行くのだろう。
そんなことを考えると恐ろしくてたまらなくなった。それから毎日、夕方、こたつに入りうとうとすると、必ず死について考えるようになった。
何よりも母親が先に亡くなることがたまらなくつらく思えた。
二度と母親と話せなくなる。そんなことを考え、こたつの中で1人泣くことがあった。
母親に泣いているのを見つかり、腹が痛いと嘘をついた。
当時は自分1人だけが色々考え、悩んでいると思っていた。
今になってわかることだが、みんな二十四時間いろんなことを考えていて、悩んでいない人などいない。
いつもニコニコして何も考えていないような人でも、空気を読まず、人が嫌がる発言をする人でも、種類は違うにせよ、悩んでいる。
話が脱線したが、とにもかくも、悩み深い少年だったと思う。
その頃、宇宙についても考えるようになった。いつか地球の寿命が尽きることを知り、何もかもなくなることを考えると苦しくてたまらなくなった。
その悩みを決して人に話すことはなかった。
いつの頃からか、そんな悩みから解放され、現実的になっていった。
学校のことやらで忙しくなったからだと思う。
前にもブログに書いたことがあるが、その当時は予知能力があった。電話が鳴ると誰からかわかったし、従兄弟や叔母が来る前は予感がしていた。
小さい頃に比べ、大人になるにつれ直感力やインスピレーションから見放される。
世の中に出て、経験を重ね、最初から無理だという気持ちが先行し始める。
悲しいことだと思う。40才の今、なかなか現実的になり、あの頃の気持ちを忘れつつある。
うとうとしながら、本を読んでいると突然、昔のことが頭に浮かんだ。
いつもならそのまま眠り、朝になると記憶から消えてしまう。
今日は記憶に残すべく、うとうとから覚醒した。
童心に帰れという啓示かもしれない。
いろんなことを思い出しながら、将来について考えようと思う。
人生一回きり、宇宙の中の限りある地球に人間として、しかも豊かな日本に生まれたのは奇跡以外の何ものでもない。
何か大きなことをやらかしたいものだ。きっと出来ると思う。
でないと、もったいない。
さあ、本でも読みながら眠ろう。
父方の祖母が亡くなった。亡くなる間際、みんなでおばあちゃんの手を握ったのを覚えている。
初めて通夜を経験し、なかなか眠れなかった記憶がある。
今は亡くなってしまった叔父のいびきがうるさく、1人で起きていた。
骨を拾いに行くのも初めてだった。
従兄弟達と霊柩車に乗り、焼き場に向かう途中、何とも言えない気持ちになったのを覚えている。
悲しい感覚はなく、涙は出なかった。
それからしばらくして、冬のある日、夕方4時くらいだと思う。
こたつの中でうとうとしながら、初めて人の死について考えた。
死んでしまったらどこに行くのだろう。
そんなことを考えると恐ろしくてたまらなくなった。それから毎日、夕方、こたつに入りうとうとすると、必ず死について考えるようになった。
何よりも母親が先に亡くなることがたまらなくつらく思えた。
二度と母親と話せなくなる。そんなことを考え、こたつの中で1人泣くことがあった。
母親に泣いているのを見つかり、腹が痛いと嘘をついた。
当時は自分1人だけが色々考え、悩んでいると思っていた。
今になってわかることだが、みんな二十四時間いろんなことを考えていて、悩んでいない人などいない。
いつもニコニコして何も考えていないような人でも、空気を読まず、人が嫌がる発言をする人でも、種類は違うにせよ、悩んでいる。
話が脱線したが、とにもかくも、悩み深い少年だったと思う。
その頃、宇宙についても考えるようになった。いつか地球の寿命が尽きることを知り、何もかもなくなることを考えると苦しくてたまらなくなった。
その悩みを決して人に話すことはなかった。
いつの頃からか、そんな悩みから解放され、現実的になっていった。
学校のことやらで忙しくなったからだと思う。
前にもブログに書いたことがあるが、その当時は予知能力があった。電話が鳴ると誰からかわかったし、従兄弟や叔母が来る前は予感がしていた。
小さい頃に比べ、大人になるにつれ直感力やインスピレーションから見放される。
世の中に出て、経験を重ね、最初から無理だという気持ちが先行し始める。
悲しいことだと思う。40才の今、なかなか現実的になり、あの頃の気持ちを忘れつつある。
うとうとしながら、本を読んでいると突然、昔のことが頭に浮かんだ。
いつもならそのまま眠り、朝になると記憶から消えてしまう。
今日は記憶に残すべく、うとうとから覚醒した。
童心に帰れという啓示かもしれない。
いろんなことを思い出しながら、将来について考えようと思う。
人生一回きり、宇宙の中の限りある地球に人間として、しかも豊かな日本に生まれたのは奇跡以外の何ものでもない。
何か大きなことをやらかしたいものだ。きっと出来ると思う。
でないと、もったいない。
さあ、本でも読みながら眠ろう。