火中の栗

昨夜は異常に寒く、何度も目が覚めた。
夢ばかり見ていた。
３時に目が覚めた時、自分が今どこにいて、何をしていて、何歳なのか、しばらく思い出せなかった。
よほど凄い夢を見ていたのだろう。
現実に戻ると、100年後のことを想像していた。
どういう地球になっているのかを知ることができないのが悲しかった。
昔の人達もそんなことを考えながら生涯を終えたのかもしれない。
人間に生まれてきたことに感謝して、たくさん学び、少しでも世の中のことを知って、生涯を終えたいものだ。
昨日、合格判定88％の生徒が、落ちる可能性があるから受験校をワンランク下げようか相談に来た。
僕は一笑して、トライすることの大切さを語った。
人にそう語りながら、自分はどうだろうなんて考えてしまう。
人生一回きり。毎日毎日、終わりに近づいている。
トライしない人生では駄目だ。
火中の栗を拾いに行こう。火傷してもよい。
皮を剥くとダイヤモンドかもしれない。
そんなことを考えさせる寒い夜だった。