今日から季節は秋。
涼しくてよく眠っていたのか、起きるのがきつかった。
学校は一時間目は始業式、ホームルームや掃除を終え、三時間目から課題テストで高3は授業だった。
三時間目、中2の英語のテスト監督をしていると、あきらめている生徒を見かけ、珍しく怒りが込み上げてきた。
確かに難しいテストではあったが、トライしようとしないことに憤りを感じた。
職員室に戻り、他の先生に話しかけられたが、態度が悪かったかもしれない。
内線が鳴るだけでイライラしてしまう僕であった。
その状態で高3の授業へ。冗談も言わず、懸命に授業をした。
一人残さず、一生懸命で、涙が出そうになった。
正直、部活ばかりしてきて、成績が厳しい生徒もいる。
そんな生徒でも、当てると一生懸命答えてくれる。
無論、眠そうにしている生徒はいない。
5分前に授業範囲を終わらせた。
何かしら語りたくなり、何故、学校の先生になりたくなかったのかを語った。
きっと何かしら感じてくれたと思う。
皆、顔を上げて聞いてくれ、気持ちが救われた。
昔から僕は頑張る生徒に救われる。
ありがたい。
帰る間際、校門の近くの掲示板に、この夏の生徒たちの写真を掲示していると、たくさんの生徒がやってきて、話しかけにきた。
テストをあきらめていた生徒も楽しそうに話しかけてきた。
悪気などないのだ。
微笑みながら、もうちょっと簡単な問題を作って欲しいとしきりに言う。
確かに、公立の問題と比べれば数十倍難しい。
ただ解けなくても、あきらめてはダメと伝えることはできた。
すっかり心も晴れて、職員室に戻ると、内線の音に心踊った。
全ての行動は心が支配している。
心が上を向いていれば、何でもできる。
たまに下を向くことがあるかもしれない。
それでも必ず、何かしらのきっかけでまた上を向く。迷うこともあるだろう。
それだから人生おもしろい。明日もまた全力で頑張ろう!
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