私的海潮音 英米詩訳選

数年ぶりにブログを再開いたします。主に英詩翻訳、ときどき雑感など。

小夜鳴鳥の唄    第二連 7~10行目

2010-02-03 16:43:44 | S・T・コールリッジ
The Nightingale    S. T. Coleridge

As he were fearful that an April night
Would be too short for him to utter forth
His love-chant, and disburthen ihs full soul
Of all its music!


小夜鳴鳥の唄 第二連     S・T・コールリッジ

四月の夜があまりにも 恋のうたひをさけぶには 
みじかかないかと案じるやうに 
たまきはるものすべて
その楽の音にさらして

小夜鳴鳥の唄   第二連 4~6行目

2010-02-01 19:06:24 | S・T・コールリッジ
The Nightingale    S. T. Coleridge

And joyance! 'Tis the merry Nightingale
That crowds, and hurries, and precipitates
With fast thick warble his delicious notes,


小夜鳴鳥の唄      S・T・コールリッジ

       それは陽気なナイチンゲイルだ
群らがつて せはしなく すばやく強いさえずりで
愉快なふしをふらせて

小夜鳴鳥の唄   第二連 1~3行目

2010-01-31 19:40:36 | S・T・コールリッジ
The Nightingale S. T. Coleridge

My Friend, and thou, our Sister! we have learnt
A different lore: we may not thus profane
Nature's sweet voices, always full of love
And joyance! 


小夜鳴鳥の唄 第二連    S・T・コールリッジ

わが友よ そしてわれらの妹よ ぼくらはまなんでいるのだ
ひとつのことなる知恵を だからおとしめはしないだらう
自然の甘いうたを いつでも愛と歓びにみちあふれている
ものを 

小夜鳴鳥の唄  35~39行目

2010-01-30 19:19:48 | S・T・コールリッジ
The Nightingale     S.T.Coleridge

And yourths and maidens most poetical,
Who lost the deepering twilights of the spring
In ball-rooms and hot theatres, they still
Full of meek sympathy must leave their sighs
O're Philomela's pity-pleading strains.


小夜鳴鳥の唄      S・T・コールリッジ

もつとも詩人めかした 若ものやむすめたちは
深められた春の薄暮を
踊り場やあつい芝居の小屋でうしなひ あひかはらず
いきじのない共涙にみちて ため息をつかねばならない
夜鳴き鳥のあいせつなるしらべに


 ※38行目「共涙」は「ともなみだ」。

小夜鳴鳥の唄  31~34行目

2010-01-29 19:41:38 | S・T・コールリッジ
The Nightingale     S.T.Coleridge

so his fame
Should share in Nature's immortality,
A venerable thing! and so his song
Should make all Nature lovelier, and itself
Be loved like Nature! But 'twill no be so;


小夜鳴鳥の唄      S・T・コールリッジ

            ああだから その名は
自然の無窮と分かち合われなければならない
たつとばれるべきものらと うたは
自然の万物をよりうるはしくつくつて おのれ自身もそのやうに
いとしまれねばならない だがいまはさもなく


 ※ザ・浪漫派! といった感じか。……正直だんだん飽きてきました。しかしまだまだまだまだ続く。サミュエル貴方は理屈っぽいです。