任期満了(12月16日)に伴う知事選は、きょう8日に告示され、25日投開票まで17日間の選挙戦に突入する。4選をめざす現職の仁坂吉伸氏(68)=和歌山市、自民党県連・公明党県本部・国民民主党県連・社民党県連推薦=と、新人で市民オンブズマンわかやま事務局長の畑中正好氏(66)=田辺市、共産党推薦=の2人が立候補を予定。4年前と同じ顔ぶれによる一騎打ちが確実。人口減対策やカジノを含む総合型リゾート施設(IR)誘致などが争点になりそう。
仁坂陣営 午前7時から必勝祈願祭を行い、8時30分から和歌山市小松原通り1丁目2の1の事務所で出陣式を行い、県選出の与野党国会議員や県議、市町村長らが激励し、仁坂氏が第一声を放つ。その後、和歌山市や岩出市、紀の川市などを街宣。日高地方には16日、20日に入り、街頭演説や個人演説会を行う。
自民、公明など主要与野党をはじめ県議、市町村長、市町村議、各種団体など幅広い支援を受けて圧勝をめざす。仁坂氏は3期12年間の実績や経験をアピールしながら「和歌山をさらに元気にするため、一層力を奮い立たせて頑張りたい」と決意を示している。陣営では「油断せず支持を広げたい」と、無党派層への支持拡大や棄権防止などに全力を挙げる。
畑中陣営 午前8時40分から和歌山城公園付近で、ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会の武内正次代表、和歌山民主商工会・寺岡則行事務局長、共産党常任委員の前久氏らを迎え、第一声を放つ。
畑中氏は法律事務所での勤務経験から、ギャンブル依存に陥り借金地獄や家庭崩壊した人に会い、カジノの街にしないと強く決意。今回の選挙では、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致反対を争点に、子ども医療費や学校給食費無料・中小企業を応援し正社員を増やすなど子育て世代や若者の支援する人口減少対策なども掲げ支援を訴える。
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