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美浜町子ども議会開会、松洋中生が一般質問 〈2018年11月17日〉

2018年11月17日 08時30分00秒 | 記事

緊張しながら一般質問をする中学生議員


森下町長の答弁を聞く中学生議員ら


 美浜町議会は15日、松洋中学校3年生58人を迎えて、子ども議会を開会。生徒らはクラスごと6班に分かれて、議員として一般質問をしたり、傍聴席からその様子を見学したりして町議会を体験した。

 開会に先立ち、髙野正議長は「町では、町長ただ一人が執行権を持っています。一般質問は、議員が提案や意見を言える唯一の機会。今日は何回までとは言いません、自由に何回も質問して、美浜町を住みやすく明るいやさしいまちにするよう頑張ってください」とあいさつ。
 森下誠史町長は「ようこそ、楽しみにしていました。今日の議会では、ふるさと美浜をさらにすばらしい町にするため、いろんな提案、提言をお願いします。近い将来、みなさん一人ひとりが持てる知識、知恵、行動力で、すてきな町をつくってくれるよう祈念します」と述べた。
 執行部がそれぞれ自己紹介した後、髙野議長の宣言を合図に開会。生徒らは「夏の体育の授業では、熱中症予防対策温湿度計の危険温度を超えていることがあります」との現状から、危険温度を超えたときの対応や体育館への冷房設置の予定を問うたり、「夏目電気などの公道につながる道が狭いので、見通しをよくしてほしい」と通学路の安全対策を提案したり、身近なテーマから一般質問。来年10月から消費税が10%に上がることから町の税金について聞いたり、南海トラフ巨大地震が近い将来起こるという予測から学校施設の耐震について尋ねたりもした。
 森下町長は質問一つひとつにていねいに答弁し、不審者対策では「自身の安全のため、暗く人通りの少ない道をできるだけ通らないよう心掛けて」、防災対策では「避難訓練に積極的に参加して、防災について学んでほしい」など、生徒らに呼びかけた。
 一般質問をした湯倉知也君は「いつもと違った雰囲気で緊張した」、古川陽菜さんは「質問席に立ったときは緊張したけど、しゃべっているうちに緊張がほぐれた。議場は思った以上に広くてきれい」と話していた。


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