紙芝居制作へ打ち合わせするメンバーら
和田勇顕彰会(会長・吉田擴御坊商工会議所会頭)が行う今年度最後の事業、和田勇氏の紙芝居制作の第1回会合は21日、日高高校で開き、制作に携わるメンバーらが初顔合わせした。
集まったのは、顕彰会の岡本恒男事務局長と御坊市職員、紙芝居の絵を担当する日高高校JRC(青少年赤十字)部の部長・玉置朝花さん(2年)と副部長・高垣未優さん(同)、顧問の関本久美教諭。文担当の本紙・藤本亜矢子記者も同席した。
JRC部はこれまでに独自の紙芝居を制作した経験があり、昨年には、白浜の動物園をテーマにつくった作品「パンダくんとカラスくん」が県教育委員会主催の第24回手づくり紙芝居コンクールで奨励賞を受賞するなど、高い評価を受けている。さらに部員らは読み聞かせの研修を受け、地域の学童保育などで読み聞かせ活動をしている。顕彰会はそれら経験と実力に期待し、そもそも幅広い分野から多く地域の人々の参加を得て事業を進めたい思いもあって、同部に協力を依頼した。
制作には部員12人全員が協力する。作品づくりは手描きで行う予定で「小さい子でも分かりやすく伝えられるような紙芝居にしたい。一人1枚ずつ描くけど、みんなでアドバイスしあいたい」と、部長の玉置さん。関本教諭は「生徒は経験を生かして、コツコツやってくれると思います」。
文は、15年前に御坊ロータリークラブが創立50周年記念事業の一環として、藤本記者=旧姓長岡=が文を担当して制作した絵本「和田勇物語」を軸に、同じ書き手が、幼児にも理解しやすく楽しめ、かつ心に残るようリメイクする。
岡本事務局長はJRC部の協力に「心強い、頼もしいです。若い感性であたたかいものが出来上がれば」と期待を寄せ「英訳版もつくって(和田勇氏が暮らした)ロサンゼルスの子どもたちにも贈れれば」と更なる構想を思い描いた。
紙芝居は、来年3月末の完成を目指している。
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