病院へゆこう 手遅れになったら困るのだ

病院へゆこう、二か月に一度の診察日だ。
もう少し生きていたいから、手遅れになったら
困るのだ。

病院の待合室にいる患者はどうしてあんなに
元気だろうか。

話を聞いていたら健常者より健康じゃないかと
ツッコミたくなった。
ここはホテルのサロンかと一瞬思ったりもした。

長い時間待って診察は約一分間であった。
医師はパソコンの画面データを見ながら
「大丈夫でしょう」と言った。
私の顔は見てくれなかった。いい歳した親爺の顔
など見たくないのかもしれない。

綺麗な女性の場合はじっと見つめて病状を説明
してるはずだ。
医者の気持ちがわからない野暮な私ではない。


家に帰ったら、マンダムからルシードシャンプー
のサンプル品が届いていた。
私はスキンケア商品はルシードブランドを使用して
いるので、ミドル臭と加齢臭ケアのシャンプーも
どうぞということらしい。


まだ禿げてはいないが頭髪が薄くなってきている
のが気になって、こっそり育毛剤を使用している。
それにしても、育毛剤の値段が高いこと、頭のいや、
人の弱みにつけ込んだ、ぼったくりである。

妻は「ハゲもセクシーよ」と気楽に言うが、
私は禿げたくないのである。
だから朝晩頭髪マッサージにハゲんでいる。