国道161号から国道303号に右折して、50m程走ったところで私を待ちうけていたものは、そんなところに来るはずの無い、対向車だったのです。
突然対向車が私の車線の方にはみ出し来て、私は「え、こんな交差点でも無いところでなんで?」と理解不能状態から、フルブレーキを掛けました。フロントタイヤが思いっきりロックしてます。このままではコケます。でもブレーキを緩めるわけにもいきません。私とZRXは右側に転倒し、そのまま路面を少し滑って、フロントカウルが対向車のバンパー下に入ったところで止まりました。
右肩、右ひじ、右手首、右腰、右側頭部を打ちましたが、ウェアーとヘルメットがその衝撃を軽減してくれました。特に右肩は、コミネの肩パッドがアスファルトに当たって衝撃を吸収してくれる様子が、手に取る様に分かりました。頭もスネル2005のアライのヘルメットが守ってくれました。コミネさん、アライさんありがとう。
ヘルメットもジャケットも、もう使い物にはなりませんね。
目の前に車が現れた時、私は「もうアカン。ふっ飛ばされる」と思いましたが、対向車も私に気付いて急ブレーキを掛けたようです。
対向車は、道路右側の空き地の様な駐車場に入ろうとしたようなのですが、運転手曰く「よそ見してた」との事でした。
夜中の11時過ぎから警察呼んだり、保険会社に電話掛けたり、自走不能のバイクの引き上げを頼んだり、いろいろやって、家に着いたのは午前3時30分を過ぎていました。
家に着いて風呂入って、2時間ほど仮眠してから、病院行って診察受けて、バイクショップに車両の入庫を依頼して、また仮眠して午後から仕事に行って...疲れました。体力的にも精神的にも...
ツーリングの帰りで、カメラを持っていたので、バイクと現場の写真も撮りました。
後日バイク屋さんに聞いたのですが、見た目より結構イッてるみたいです。
ZRXのフロントタイヤのブラックマークと、ハンドルバーエンド、エンジンガードのスリップ痕です。
5年前からツーリングに持参していたファーストエイドキットを初めて使うのが自分自身へとなってしまいました。
ツーリングに出かけて無事に帰れなかったのは初めてなので、結構落ち込んでいる今日この頃です。
以上、あっと驚く完結編でした。
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