空気の様な存在

会社の仕事には、大きく分けて、目立つ仕事と目立たない仕事が有る、と私は思っています。

新しい製品や技術を開発したり、経営の危機を救ったり、大きな品質問題などを解決するのは、目立つ仕事でしょう。

この様な仕事で成果を上げた人は、高い評価を受ける事になるでしょう。

経営が傾かない様に舵取りしたり、品質問題などの発生を未然に防止する仕事は、目立たない仕事でしょう。

このような仕事は、本来目立つ仕事より高く評価されるべきだと私は思うのですが、目立たないが故に余り高い評価を得られない人も多いように感じます。

目立たず地道にコツコツ仕事をし、問題を未然防止する人が、突然会社を辞めたりしたら、それはそれは大変な事になってしまいます。

いろんな問題が噴出して、収集が付かなくなって、それからやっと、辞めた人の仕事の偉大さに気が付くのですが、すでに後の祭りです。

せめて在職中にもっと高く業績評価しておけば良かったと後悔しても、覆水盆に帰らずなのです。

私の勤める会社には、表面的な物にとらわれて、本当に大切な物をなくすような事はして欲しく無いのですが、どうでしょうねぇ。

せめて私の在職中は潰れないで欲しい物です。