ちょっと前にも似たようなことを書きましたが…
信号の無い横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいたら、車両は必ず横断歩道の手前で止まり、歩行者に道を譲らなければならない。
これに違反すると、信号無視と同じ刑事罰と行政処分を受けることになります。
また、横断歩道以外の場所でも、どうろを横断中の歩行者がいたら、車両は歩行者に道を譲らなければなりません。
法律で決まってます。
先日、自己紹介欄に「運転が得意」と書いてる、或るレーシングドライバーのブログに「安全確認をせず横断歩道を渡るアホな歩行者に注意しろ」と言う表現があったので、私の本名を明らかにした上で、軽くコメントを書いておきました。
そのブログは、コメント公開が管理人の承認制になっており、私のコメントは公開されていません。
ちょっときつく書きすぎたかもしれないと反省しております。
でも、プロのレーサーが、公道で横断歩道を渡ろうとする歩行者を優先し、保護する感覚を持ち合わせていないことに驚愕しました。
私は本来歩行者には、安全確認などせずとも、横断歩道を安全に渡れる環境を提供しなければならないと考えています。
なんでまたこんなことを書いたかと言うと、YAHOOのトップページにこんな記事を見つけたからです。
以下引用
<JAF調査>横断歩道に歩行者 「止まらない」車9割
信号のない場所で横断歩道を渡ろうとする歩行者がいても、9割以上の車が一時停止していないことが26日、日本自動車連盟(JAF)が公表した自動車運転に関する全国調査の結果でわかった。大部分のドライバーが歩行者優先のルールを守らず、道路交通法に違反する行為が横行している実態が明らかになった。
調査は8月15日~9月1日、全国47都道府県の計94カ所で実施。平日午前10時~午後4時の間に、片側1車線の道路上に信号機が設置されていない横断歩道でJAF職員が横断を試みた。この結果、通過した乗用車と自家用トラックの計1万26台のうち、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止したのは757台と全体の7.6%のみ。調査した94カ所のうち48カ所では、止まった車が5%未満だった。
道交法は、横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる際、横断歩道の直前で車を一時停止させ、通行を妨げないよう義務付けている。違反者には3カ月以下の懲役か5万円以下の罰金が科される。現実には取り締まりはほとんどなく、歩行者が車に道を譲ることで事故を防いでいる状態だ。全日本交通安全協会の幹部は「横断するのが子どもやお年寄りでも車はほとんど止まらないだろう。警察官が張りついて取り締まるのは難しく、運転者の良識に任せざるを得ない面がある」と、お手上げ気味。JAFの担当者は「運転免許取得時に必ず習うはずなのに忘れてしまうのか、道交法違反の認識がない可能性がある。今後のキャンペーンで啓発活動に取り組みたい」と話した。
JAFは今回の調査に先立ち、6月にインターネットで全国アンケートを実施。「信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしているのに、一時停止しない車が多いと思う」との回答が86%に上っていたことから、初の実態調査に乗り出した。【鳴海崇】
引用終わり
歩行者優先を知らないアホなドライバーやライダーが、9割以上居るって事なんでしょう。
この記事で気に食わないのは、交通安全協会が「横断するのが子どもやお年寄りでも車はほとんど止まらないだろう。警察官が張りついて取り締まるのは難しく、運転者の良識に任せざるを得ない面がある」とまたアホなコメントを出してるところです。
「必要なことでも、面倒だったらやらない」と宣言してるようなものです。
速度違反の取締りを減らして、特定の横断歩道で張り込みをするとか、それが難しいなら、歩行者が自分の横断を妨害した車を撮影して警察に持ち込めばそれを証拠に検挙するとか、やろうと思えばできるでしょう。
9割以上の車が違反するんだから、罰金や反則金で儲かってしゃーないですよ。ウハウハですよ。
でも運転するほうもアホ、取り締まるほうもアホなんだから、これは改善しないですね。