旧い自販機巡りと趣味と(アーカイブ)

3大レトロ自販機を巡り、その他諸々も綴ってます。新規更新はありません。アーカイブとしてお楽しみ下さい。

旧いジャンクのNゲージ車両を整備する

2020-03-17 03:00:00 | 趣味の話
今回は趣味のお話から
鉄道模型、Nゲージのお話です

とあるお店で手にしたのは
ジャンク扱いの旧い製品でした

まだ棚に並べる前の状態で、値札も無い個体に眼をつけ
店員さんに値段を伺いまして
その価格から、購入を迷いましてね(笑)

結局は購入したのですが
購入するにあたり
当たり前の質問を店員さんにしました

私「これ、動きますか?」

店員「これは、そんなことを気にしない方向けで、手持ちの部品でレストアするなりする程度の物ですよ。動くかも確かめてませんし、塗装も傷んでますし、色入れもされてますから…」
とのことでした

その、とあるお店
中古の鉄道模型を、ある程度手入れをして販売していると言う認識がありまして
当方としては、意外な返答でしたが
まぁ細かいことは考えずに
手持ちの部品を活かすなりと思って購入しました



エンドウ
キハ30 一般色(M)

動力付のエンドウ製キハ30一般色です

店員さんの説明通り
色入れがされていたり
あちこち色剥げがあって、アラが目につく状態の個体でして
決して綺麗な状態ではありませんでした

購入して開封しないと確認出来ない内容でしたが、まぁ納得しての購入でした

それより
塗装の剥げよりも気になったのは
まとも動かない!(笑)

レールに置いて通電すると
幸い、モーターが生きているのは分かりましたが
ぎこちないどころの騒ぎではない程の動きでした(笑)

さぁ整備ですよ!
まずはばらします



エンドウのNゲージの動力は
その後のグリーンマックスに引き継がれた構造の馴染みのある物でして

この手の動力にあるトラブルである
ウエイトを兼ねるダイキャストの台車を止める爪は無事でした

それに安堵したのも束の間
うっかり整備中に爪を1つ折ってしまいました…(T∀T)

まぁ過去にも爪が折れた状態の動力を直した事がありまして
簡単に修復して使える様にしましたが…(笑)

因みに、この個体の部品のままで整備を進め
手持ちの部品は全く出番がありませんでしたね

要は単純な整備で甦りました
結構頑丈に出来ている動力であることは知ってましたので
モーターとギアに不具合が無ければ
どうにかなりますね

動力の床板に前のユーザーさんの格闘の痕跡をみる事が出来ました

大胆にカットされている床板は
経年で歪んできて
走りに影響を及ぼす部品ですが
カットせずとも調整の余地があったのにと
決してコレクター向きではない現状にも諦める事なく
台車、車輪、ギア、接点の整備を重ね
ダイキャストに塗られた塗料の剥離を行い
車体の塗装には手を触れずに

ギアにグリスアップをして組み立て直し
再び通電すると…



走りましたよ!
スイスイと滑らかに!!

これだからジャンク品の復活は辞められないのですよね

フライホイールの無い
ダイキャストのウエイトも大きい旧い動力の個体ですが

スロー走行も叶い
滑らかに走る姿には
惚れ惚れしますねぇ…(笑)

静止画なので伝わらないでしょうが
独特な駆動音を奏でながら
どっしりとした走りを見せてくれました

Nゲージのキハ30系統は
KATOさんから決定版と言われる
プラ製品が出て
それまでのエンドウ、モデモ製品を過去の物としました

けれど、エンドウ製のNゲージならば
整備次第で何とかかる訳でして
手をかけたのでした

そんな旧いエンドウのNゲージ
キハ30の整備の話でした…m(_ _)m