昨日 ある集合住宅の完了検査(修繕の)に同行し、検査官と現場で話していたときのこと・・・。
階段室の前にある 忘れられたような 鉄格子?を発見し 「懐かしい!」とか「最近、高齢者には つまずくので評判が悪い」などの形容詞付きで、ナゾの物体の使い方を教えてもらって、こちらがビックリ
。個人的には、昔の設備か 建物の破片?と軽く考えていたのですが、実は「泥落とし」だったのです。
検査した建物は40年前からあり、そのころは敷地内も、周辺の道路もほとんどが未舗装だったので、”階段室を汚さないため 住民はこの格子で靴の泥を落として上がるのがマナーだった”とのこと。検査官によればこの格子のそばに、水道の蛇口があればベストとのことでした。なるほどねー。
たった40年で未舗装の道を探す方が難しくなり、また大半の世帯がクルマを保有しているので 歩く距離もわずか。古民家でなくても、割と身近な建物に、時代の変化を感じさせる設備が残っているもんだ・・・と、感心して 現場をあとにしました。
ところで 昨日の普賢岳も 凄く奇麗だったので シャッターを押してしまいました。