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2022.8.12 クマノニスム(熊野市)

2022年08月13日 08時25分40秒 | くまどこ(熊野)情報
8月11日(木)から14日(日)まで展示中のアーティストインレジデンスKUMANONISUMU! 2022 “熊野に住む”が、熊野市の文化交流センター、木本商店街、旧神川中学校で始まっています。


こちらは、旧神川中学校の木造校舎の中の展示。
8月12日(金)は、娘と映像ワークショップに参加しました。
講師は、映像作家のクリスティーナ・ケレケス(オーストリア)さんで、午前10時から午後4時まで、映像の基本的なことから、専門的なことまでレクチャーを受け、自分たちで映像を作ってみました。
一緒に受講した人たちで、私と娘はフリーで、あとの3人は協力しながらストーリーを作り絵コンテを製作してショートムービーづくりを最終的におこないました。
とても充実した時間を過ごすことができたのと、娘は英語の面白さと大切さがわかったようで、今後英語勉強の励みになれればと思いました。

熊野市文化交流センターでの展示

講師をしていただいたクリスティーナ・ケレケスさんの熊野での作品。
地元の食べ物をつくっていくという共通のストーリーの中で複数の人によって違う食べ物を紹介しています。
全て見ると食材の紹介ではなく、作る人、そこから見える日本人?、熊野?そんなイメージが流れ込んできました。

新井麻弓さんの映像。
主にスイスで活動をしていらっしゃるようで、長い時間お話しさせていただきました。
国立公園をテーマにして映像を作っています。古いムービーと現在のムービーと交差する中で、吉野熊野国立公園の本来の目的や現在の問題点などが錯綜する中で、私は観光という問題にぶつかって、そこにある本来大切に守っていかないと無くなるかもしれない熊野の危うさも見たように思えます。

マティアス ラムセーさんの作品
マティアス ラムセーさんともカタコトと、通訳してくれる方と混じりながらお話をしました。とても繊細な動植物の絵から、抽象的なイメージの世界まで表現していく作家さんだと思います。
話してくれる時は、とても優しく丁寧に教えてくれました。作品づくりをしている時の写真は、8月8日にブログで紹介しています。
アーティスト・イン・レジデンスの場合、作品に触れることもそうですが、作家さんと交流を持てると、もっと作品が違って見えてきます。
英語が堪能だったらと思ってしまう。今日この頃です。




とても楽しく作品を紹介してくれました。
英語でも理解できるように話してくれるのは、とてもありがたい。
娘と笑いながら、楽しみながら作品と触れ合うことができました。





ミヒャエラ ファルケンシュタイナーさんによる焼き物の作品

リヌス・リープラーさんの作品
ボックスのようなところに紐がついていて、それを引くと中のものが動いたり、音が鳴ったりと、仕掛け絵本のような楽しさのアート作品。



いつも身近に感じている風景が、それぞれの作家さんを通してどのように表現されているのか、共通点もあれば、全く異なる視線や感じ方もあり、アートというのは楽しいものだと改めて教えられる展示会です。
娘が、あんなに笑いながら、片言の英語を駆使しながら、作家さんと作品と触れ合っていることが、クマノニスムというこの活動は意味のあるものだと思いました。
私はさらに拙い英語で四苦八苦しながらも、交流ができ、ワークショップにも参加でき(通訳の方がいました)、大好きなアートの世界に没頭できた1日でした。

熊野市木本町のシャッターに描かれた作品




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