長年、尾呂志地区の方々にお世話になっていて、パンフレットや多くの写真を撮りに伺い続けている中で、この場所の桜がクマノザクラとわかってから、どうしても撮りたい風景があります。
一昨年は理想的に、昨年はイマイチ。
風伝おろしの朝霧が背景に流れる場所なので、そのいい雰囲気の写真を撮りたくて地元の方に地権者の方に連絡をとっていただき、草刈りをしてクマノザクラの前に伸びるススキやセイタカアワダチソウを冬場に草刈りで刈り取っています。
切り取る風景をできるだけ良くしたいので、周りの環境を壊すことなく、もともと耕作放棄地にならなかった時の風景に近づけたくておこなっています。
放っておくと、この角度からの写真の下の方は枯れススキやセイタカアワダチソウが桜の花の邪魔をします。
ほとんどの風景や花の咲く場所は、まったく傷つかないように気をつけながら撮影していますが、ここだけは草刈りをさせて欲しいとお願いしています。
今年は、満開の時期に風伝おろしは流れないかもしれません。
明日からお天気が4日ほど悪いので、散ってしまう可能性もあります。
いつか、風伝おろしの朝霧とクマノザクラの共演を、再度撮れる日を夢見ながら、しばらくは草刈りをおこないたいと思っています。
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