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三重県南牟婁郡御浜町の神木(こうのぎ)から阪本(さかもと)へと抜ける熊野古道「横垣峠(よこがきとうげ)」が台風12号によって大きな被害を受けたと聞いていました。
しかし、以前崩れていた所が崩れたものと思い込んでいて、詳しい情報を聞いたとき心配になり行ってきました。
最初の写真は、もっとも美しいであろう石畳のあった所だと思います。
歩いて確かめきれていないのですが、たぶんこの風景(上の写真)は失われている可能性が高いです。
阪本の折山神社から林道(アスファルト道路)を上がると、最初の崩落地。
下の真ん中辺りに少しアスファルト道路が見えています。
ここには阪本側の登り口がありました。
石畳が残っているところですが、すぐ向こう側は地滑りをおこして山が無くなっています。
石畳の区間もわずかになっていました。
再度、この写真ですが、写した所は林道のアスファルトの部分から、右端に落ちたアスファルト道路と残っているところがあります。相当な距離です。
左の山肌に木が倒れている付近には、石畳が見えましたが、その先がどの程度あるのかわかりませんでした。
10年以上、この美しい石畳が好きで、1年に何度も訪れていましたが、失われてしまうとは思ってもいなかったので、この風景を見た時のショックは相当なものでした。
那智山も大きな被害を受け、この地域は今も復旧作業がおこなわれています。
人の生活に関わるところから復旧され、その後ここもどうするか検討されると思いますが、もう戻らないであろうことは、この写真が語る通りだと思います。
いつか歩けるようになれば、またレポートします。
この峠道、美しい石畳を歩いた多くの人にとっては、もう歩くことの出来ない思い出の場所になってしまいました。とても残念です。