くまどこ

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世界遺産「熊野古道」横垣峠 石畳道の消失

2011年09月24日 20時22分29秒 | くまどこ(熊野)情報

三重県南牟婁郡御浜町の神木(こうのぎ)から阪本(さかもと)へと抜ける熊野古道「横垣峠(よこがきとうげ)」が台風12号によって大きな被害を受けたと聞いていました。

しかし、以前崩れていた所が崩れたものと思い込んでいて、詳しい情報を聞いたとき心配になり行ってきました。

最初の写真は、もっとも美しいであろう石畳のあった所だと思います。

歩いて確かめきれていないのですが、たぶんこの風景(上の写真)は失われている可能性が高いです。

阪本の折山神社から林道(アスファルト道路)を上がると、最初の崩落地。

下の真ん中辺りに少しアスファルト道路が見えています。

ここには阪本側の登り口がありました。

石畳が残っているところですが、すぐ向こう側は地滑りをおこして山が無くなっています。

石畳の区間もわずかになっていました。

再度、この写真ですが、写した所は林道のアスファルトの部分から、右端に落ちたアスファルト道路と残っているところがあります。相当な距離です。

左の山肌に木が倒れている付近には、石畳が見えましたが、その先がどの程度あるのかわかりませんでした。

10年以上、この美しい石畳が好きで、1年に何度も訪れていましたが、失われてしまうとは思ってもいなかったので、この風景を見た時のショックは相当なものでした。

那智山も大きな被害を受け、この地域は今も復旧作業がおこなわれています。

人の生活に関わるところから復旧され、その後ここもどうするか検討されると思いますが、もう戻らないであろうことは、この写真が語る通りだと思います。

いつか歩けるようになれば、またレポートします。

この峠道、美しい石畳を歩いた多くの人にとっては、もう歩くことの出来ない思い出の場所になってしまいました。とても残念です。

熊野・熊野古道の情報は「くまどこ」からどうぞ。

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