御浜町尾呂志地区のアンケート結果と各集落懇談会の報告会がまず最初に行われました。
アンケート結果からの数字から見えてくるものと、人口などが似た地域と比べた時の数字の共通点などが興味をそそりました。
単なる統計ではなく、数字の意味するところと、そこに見える解決の糸口となる数字までも具体化されます。
具体化されるということは、突きつけられるということでもあります。
実際、この講演の後には、自分たちの町でもやれるかもしれないが、どこから?誰が?などを上手く整理して、それこそ具体化するための方向と進め方、 それを行う組織、人、そのことに伴う気持ちの持続と結果をしっかりとなん年後に出すんだというような「安心感」というのも必要な気がしました。
「安心感」というのは、甘えるためのものや失敗しないためのものではなく、どちらかというと強い気持ちを持続させるものと言ったほうがしっくりくるような感じです。
「今からやろう!」という声が発せられることが無かったのは、そういうことのような気がします。※だからと言って良い講演を聞いたな〜というような生易しいものではなかったのです。数字が物語る確実な方向と持続させていくための数字などが具体的にわかったからです。
岐阜県恵那市串原村で空き家ゼロ対策の活動を続けている大島光利氏の話では、具体的な成功例が聞けましたが、その成功に導いたキーマンが大島光利氏であり、多分この方がいなければどうなっていたのかな、とも思います。
一つ移住に関して参考になったのが「フィルター」でした。1年がかりで移住したい方が家のリフォーム塾に通い、その中でこの町に来ても大丈夫な方か判断するそうです。
誰でも来てくれたら良いとはしていない、揉め事が起こったら辞める覚悟でいるという、その覚悟に応えようとする人たちが集っている組織が今の恵那市串原村を作っているのだろう・・・・と想像しながら最後まで話を楽しませていただきました。