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熊野の中でも神秘的なところの一つと思う。
この不動の滝へ行くには、御浜町神木(こうのぎ)の不動の滝入り口までは車で行けます。
そこから徒歩で15分程ですが、小さな沢を横切ったり、沢に沿って登ったりします。
信仰の深さが伺えるのは、行く人が減っているとはいえ、道がきちんとあることです。
沢にそって道あるので、大水が出たりすると流されやすいと思うのですが、石積みをしてなんとか行く方向がわかるようになっています。
この写真は雨の後なので、水量が多いのですが、滝の下まで入る手前は沢に沿ってよじ登るようにして上がって行き、切り立った岩の隙間を入るように中に入ると独特の空間が広がります。
水が落ちる場所には、不動明王や地蔵様が祀られており、左側から登れるのですが、雨の後岩が滑り危ないのでそれは辞めました。
私にとって不思議な場所で、今回で3度目となる撮影でしたが、滝の規模や行くまでの道を覚えていないのです。
こんな所を通ったかしら?と思いながらたどり着き、こんなに高い滝だったかな?と思いつつ撮影。
感謝の気持ちを込めて祈り、帰路についた瞬間、一陣の風と岩に囲まれた滝壺の上面に光りが差し込み白く輝きました。