暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

校舎

2019年02月06日 | 古民家

 自分の住む近くに・・・現役の木造校舎を、ほぼ見かけなくなりました・・・。

全国に目を向ければ・・・山形県や熊本県・北海道・・それ以外にも木造校舎は現存するのですが・・・

ほぼ廃校・・・これから活用か・・・保存か・・・解体か・・・そんな岐路に立たされています・・・。

現役で生徒が通う学校はあるのか・・・・?・・・探すと・・・ここ5~10年で次々と廃校になっていて・・・

本当に現役となると・・・とても少なく・・・地元の理解や・・・耐震や維持管理の面で大変だと思いますが・・・

2~3年前に(たしか・?)・・・相模原市青根小学校は残念ながら火事で焼失してしまいました・・・

兵庫県の西脇小学校は改修工事が行われ今でも現役だそうです・・・。(実物は見ていませんので、現状解かる範囲です。)

鎌倉市御成小学校の旧講堂・・・学校の校舎ではありませんが・・・今後も使えるように修繕工事中です・・・。

和歌山県高野口小学校は建築の立場から見てもすばらしい造りのようです・・・。

調べれば、まだ元気な木造小学校はあって・・・元気に通う子供達がいて・・・多くの手間も費用も必要と思われる木造校舎・・・

残して・・・次の世代に引き継ぐご決断をされた地域・行政・・・各関係者の方々に頭が下がります・・・。

個人住宅でしたら・・・規模など考えれば、建築の規制もそれなりですが・・・公共設備の学校は不特定多数の人の出入り・・・

もしのも場合の対応・・・公共的な建物には多くの建築規制も消防の規制も入ります・・・。

ある県では・・・お城を本来の木造に建替える計画をされているそうですが・・・

万人に受け入れられるように計画すると、法律や基準以外の問題もあって・・・

違った意味の、関わりの対応と大変さが良く解かりました・・・。

自分も・・・小学校の数年だけ木造校舎を経験しています・・・。

思い出せば・・・教室が以外に狭いと思ったり・・・階段がこんなに急だったの?とか・・・

廊下の床のきしみや走った時の床の音など・・・いろんな事が思い浮かびます・・・。

新築の木造校舎も・・・県産材を使いながら、いろんな建築工法で建てられていますが・・・

不燃材・・・大空間・・・法規の問題で・・・昔ながらの姿の木造校舎とは行きません・・・。

子供が元気に健康で安全に学べる空間・・・日本の良さを子供の時から感じられる空間造り・・・

それに興味をもって理解して・・・育む場所を残して繋いで行く大人達がいて・・・初めて・・・

子供達にも豊かな未来があるのかな・・・と想います。

 

 

 

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