暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

見えるもの

2019年02月12日 | 古民家

 徒歩から籠や馬に変わり、船から・・・・蒸気機関車・・・・ガソリン車(木炭自動車もありましたが。)へと時代は移ってきました・・・。

人やモノの移動が活発になれば・・・情報や物流が活発になり・・・生活の時間の流れが速くなります・・・。

今まで1週間かかって伝わってきた情報が1日で届けば・・・その後の対処も早くなります・・・。

例えとしてはあまりよくありませんが・・・戦争は情報が大きな部分を占めています・・・。

敵の位置や規模・・・作戦の内容など・・・早く伝われば、とても有利になります・・・。

今人気があって売れるモノが・・・安定的に・・・大量に手に入れば大きな富を手に入れられます・・・。

モノが集まり・・・情報が集まる・・・しかもより早く・・・その場所に人が集まり都市となる理由がそこにあります・・・。

空き家が増えるのは、人口が減り・・・ライフラインが保てなくなるから・・・・。

子供が少なくなり・・・親から受け継がれる住まいに、住む人がいなくなる・・・・

交通の発達や・・・仕事の多彩化などで・・・住む場所が限定されなくなった事も理由ですが・・・

古民家のような寒くて住みづらい建物・・・高度経済成長の時代建てられた、耐震の不安・・・

給排水の設備の劣化の不安が残るような建物では・・・安心安全も・・・快適な生活も無く・・・

改修するにしても、新築並の費用がかかるとなれば・・・新しく快適で、一見安心安全な建売に目を向けるのも・・・

いたし方無いように思います・・・。

防災を語るときに良く言われる話ですが・・・行政・・・国を頼るにも・・・自治体や・・・

地域の繋がり・・・活動が生きていなければ、災害時も含め・・・元気で住み良い地域・町にはなりません・・・。

親同士・・・隣同士のお付き合いが密だったおばあちゃんの時代・・・・次の世代に引き継がれ・・・

なんとか礼儀のお付き合いがあっても・・・その子供になれば・・・ほとんど会話する事も無く・・・

隣の子供の名前すら解からなくなっています・・・。

比較的地域の活動が行われている自治会でも・・・・子ども会がなくなり・・・自治会長を務める方がいなくなり・・・

これからの公園掃除・・・ゴミだし・・・防犯灯の管理・・・・色んな役割が滞る事態になって来ます・・・。

自分達の生活は多くの方々の支え・・・力があって、僅かなバランスで保っていますが・・・・

早すぎる時間の中では、見えるものも見えなくなってしまいます・・・。

ゆっくりと時間を掛けた歩みに立ち戻れば・・・考えるべき色んな景色が、目に入って来ると想います。

 

コメント
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