木の文化と言われる日本の建築・・・ヨーロッパなどは石の文化がイメージとしてありますが・・・
日本にも、石の文化として・・・城壁としての石積み・・・(以前少しお話しましたね・・)
木の柱を土に直接立てた掘立て柱の造りから・・・
自然石の上に柱を乗せるようになった石場立てで使われる・・・基礎としての石・・・。
最近では少なくなっているようですが・・・墓石も立派な石文化の一つです・・・。
庭園に使われる大きな石・・・枯山水などは・・・水を使わず・・・山や川・・・滝などを表すのに・・・
石の形状や・・質感・・・色など・・・自然石を上手く使っています・・・。
大谷石は加工がしやすく・・・独特の色と表情があり・・耐火にすぐれていたので・・・一時期大量に使用されました・・・。
外部で使われた場合・・・風化して、地震や経年変化でもろく崩れやすい為に・・土留めやブロックの基礎に使われてたところでは・・・
改修の必要に迫られています・・・。(内装では今でもアクセントで使われていますね。)
今は採掘されていない鎌倉石・・・ダイアモンドと言われるくらい貴重なようです・・・。
日本の家は・・・木と紙と土と石から造り上げられて来たと思います・・・。(茅などの植物も使いますね。)
以前お話したように・・・・海外では・・・障子や襖・畳を日本文化を特徴的に表すモノとして・・・
日本の家は、木と紙で出来ていると言われます・・・。
住まいを支える重要な役割で、基礎となる石・・・・日本各地で取れる性質を生かして造り上げられる石の文化・・・
コンクリートは風雨にさらされれば・・・風化し、40年も過ぎれば・・・建て直しになる運命です・・・。
海や川など・・・自然の力で、角ばったり丸くなったり・・・硬い石も自然の力にはかないませんが・・・
100年・・・200年と、社寺仏閣のような大きな建物を支える力があります・・・。
石の文化の国で・・・あのサグラダファミリアでさえ・・・鉄筋コンクリートで構造部分は作られてしまいました・・・。
世代を越えて住み継がれる住まいとは・・・・・大事な部分を支える力を持っている素材を・・コンクリートや・・・
集成の木材では無く・・・自然の力で育ち、造り上げられてきた素材を使った住まいだと想います。