農家のおじいさんは・・・・自分で道具も造って・・・刃物も研いで・・・
小屋を建てたり・・・・人によっては・・・農耕器具の修理も出来たり・・・。
無いモノは自分で造るしかなかった・・・・必要なものが売ってなければ・・・
自分で考えて、近くの専門の人に造ってもらうなど・・・・
まだまだ日本に物が少なく・・・工業製品・・農機具など・・・欧米・欧州の技術が頼りだった時代・・・・
便利な道具が少なくて・・・お金も無かった農村では・・・
知恵と工夫が、暮らしを支える大きな力だったと思います・・・。
鉋(カンナ)は、柱などの表面を平らに削って・・・表面がツルツルになるくらいに仕上げるのが大きな役割です・・・。
道具にも歴史があって・・・・一般的にみなさんが知っている鉋は「台鉋」(ダイカンナ)と言われる。長方形の形をしています・・・。
それ以前の鉋は・・・・手斧(チョウナ)と言って・・・
鍬の様な形状で・・・木材の表面を、鍬で土を起こすような感じで表面を仕上げて行きます・・・。
もっと以前は・・・・槍鉋(ヤリガンナ)と言って・・・槍の形状で・・・先端の刃物が、尖った三角形になっていて・・・
・・・・鉛筆を削るような感じで・・・木材の表面を少しづつ、平らに仕上げて行きます・・・。
飛鳥時代以前にまでさかのぼって・・・槍鉋も無い・・・鋸も無い頃・・・・
木材を製材するには・・・斧や鉈を使って・・・・
薪割りの要領で・・・・木の木目に沿って割りながら・・・・製材していたそうです・・・。
荒々しい仕上げの中に・・・・道具が無くても、手間と工夫と・・・・惜しみない努力で建物を造り上げていました・・・。
例えは悪いかもしれませんが・・・・シルヴエスタースタローン主演映画、「ランボー」・・・・
サバイバルナイフ1つの状況から・・・・警察や軍隊相手に奮闘する内容で・・・
戦争で得た・・・生き延びる為の知恵が、多くの戦闘シーンで生かされています・・・。
戦争を肯定しているのではありませんが・・・・過酷な環境で経験した事は・・・・
実際の場面で・・・・とても力になります・・・・。
危機管理能力も・・・・言わば・・・そんな経験の蓄積と・・・対応能力だと思います・・・。
処理しきれないくらいの情報社会・・・・頭でっかちになるばかりで・・・・(死語ですかね・・・・)
モノ消費よりも・・・コト消費に価値を求める時代になって来たのは・・・・・・・
経験が足りないのを・・・なんとなく感じているからなのかな・・・?・・・と想います。