暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

バトン

2019年05月25日 | 古民家

 木造の学校が少なくなって・・・・鉄骨やコンクリートの校舎に変わるのと同じように・・・・

机や椅子も・・・・木から・・・・鉄や樹脂の使われたモノに変化して行きました・・・。

どうして木材を使った机や椅子ではいけなかったのでしょうか・・・・?

壊れにくいから?・・・安いから?・・・・軽いから?・・・時代の流れだから・・・・?

木材で作られていたモノが・・・・鉄や樹脂にとって変わられて来たのは・・・

絹が化学繊維にとって変わられたのと同じように・・・同じような素材が・・・・

大量に・・・安く・・・・手軽に作れるようになったから・・・だと思います・・・。

手間が掛かると・・・・価格が上がります・・・。

人件費の安い中国などのアジア圏に・・・廃棄物を分別する為に様々な品物が持ち込まれます・・・。

貧困層の仕事として・・・危険で、体に悪影響のある作業にもなるそうですが・・・・

大量に・・・安く・・・手軽に入るものほど・・・その後の処理に大きな負担が覆いかぶさってくる事を・・・・

多くの人は知っていても・・・・目をふさいでいるような気がします・・・。(自分も一言は言えませんが。)

机の上に落書きをしたり・・・・彫刻刃やカッターナイフで名前を彫ったり・・・思い出の一言を刻んだり・・・。

何世代か前の先輩が刻んだだろう・・・・その言葉や・・・イラストが・・・伝統のように引き継がれていく・・・

今では・・・そんな事すら・・・・やらない・・・やらせない・・・・やることも出来ない・・・そんな環境なのかも知れません・・・。

日本の杉で本棚・・机・・・椅子を作ろう・・・・木造校舎を県産材を使って建てよう・・・・。

各地で取り組みは広がています・・・・。

保育園や幼稚園では・・・柱に背の高さを刻んでいるでしょうか?・・・・・

小学校では・・・・木の張られた廊下で、雑巾がけを争うようにやっているでしょうか?・・・・・・・

中学では・・・・木の階段をギシギシ言わせながら・・・雨の日の部活で、筋トレしているのでしょうか?・・・・・

せっかく建てた木造校舎・・・・精一杯そこで学んだ・・・遊んだ・・・喧嘩もした・・・・

木造だからこそ・・・足跡を残せる、学校生活を送ってほしいと思います・・・。

自分の子供が・・・・他愛も無い落書きを見つけ・・・それが自分のおやじだったなんて・・・・

世代を繋げる・・・・すばらしいバトンだと想います。

コメント
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