暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

道端

2024年09月10日 | 古民家
 助けた恩返しで渡された・・・恩は繋がりを表して・・・
知らない理想を教わり過ごした小さな耳に・・・
しゃがれて乾いた声は素直に届き・・・タフタフ頭を撫でられて・・・
夢と雲と綿菓子と・・・柔らかな想い出に浮かんでいる・・・。

天辺を仰ぎ・・・真上から見ろし・・・
そそり立つ階段に挑んて降りられず・・・
暗がり先に待つ闇に・・・興味と恐怖を抱えて眠り・・・
誰かが会話する・・・カタコト意味も不思議と聞き慣れて・・・
暮らしに宿る、守り神と語り合う・・・。

道祖神を誰かに見立てて手を合わせ・・・
旅の無事を祈るも・・・暮らしの安寧をねだるも良し・・・。
顔も丸くなるほど月日を刻み・・・数えきれない暦は時々めくられて・・・
辿る道が避けてしまえば・・・忘れられた草葉の陰に、ひとつの暮らしは終わりを告げて・・・
沈む森の中に隠れた命の行き先を・・・呆れるくらいの時間の中で想い出している。

コメント
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