ぬぐえない汚れと悲しみの強さを、鋼の中で鍛えても・・・
らしさと言うには幼すぎ・・・役というにはおこがましく・・・
大抵の脆さに心、砕かれはしても・・・自信と裏腹に・・・
むき出しの内を悟られない、派手さを撒き散らし・・・
いつも乱れた威勢を痛々しく振舞う・・・。

背中を向けて逃げてしまえばオシマイと・・・
真向・向かい合わせに、心ぶつけて語り合えば・・・
すべてが上手く絡み合う訳でも無く・・・正義と張り合う要領の悪さは人一倍・・・
生まれも出所さえも山を越え・・・生意気盛りの稚拙な想いが野を越えるのかも・・・。

ずっと遠くから町を望み・・・海を渡り、想像を超えて踏み出して・・・
窮屈に貯め込んだ力の矛先を・・・受け止める相手が見つから無くなれば・・・
怪しくささやく声にほだされて・・・悪魔の手先にもなるけれど・・・
ゆりかごで踊る暮らしに求める当ては・・・激しく揺れる争いも・・・
のんびり歌うお祭りも・・・
どこかで交わう文化の果てに・・・無くてはならない地域の糧になるのかも知れない。