花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

石岡市八郷の菖蒲沢薬師古道ハイキング

2011年05月07日 | 登山

石岡市観光協会が発行している「菖蒲沢薬師古道」ガイド
石岡市の各所の観光案内所で配布されている。
八郷のフラワーパークの入口にある産直店内にも観光案内所が有ります。

このガイドは、石岡市観光協会のホームページに、PDFファイルとして
掲載されているので、パソコンで印刷出来ます。

石岡市観光協会のホームページはこちらです
ここの新着情報に新緑の菖蒲沢薬師古道/散策リーフレットをご活用ください
をクリックすると、リーフレットの写真が表示されます。
(または、右下の「薬師古道ハイキングコース」からもたどれます。)

判りにくいのですが、この写真の右下に、小さく「PDFはこちら」という表示があり
それをクリックするとPDFを印刷できます。

リーフレットの裏面は写真付き解説文となっています。
(両面印刷をすると便利)

尚、同じページに菖蒲沢公民館から庚申塚までの詳細マップも有ります。

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5月5日、筑波山ファンクラブの5月の例会に参加して
石岡市八郷にある「菖蒲沢薬師古道」のハイキングに出かけた。

朝、起きたらいきなりパラパラと雨が降り始めたので、これはまずいと
思ったのだが、雨は程なくやんだ。
しかし空は灰色の雲に覆われて、一雨来そうな気配だった。

8時に待ち合わせた会員の一人を乗せて、集合場所の「朝日里山学校」に
に向かった。
つくば市の周辺も田植えが始まり、水田のもっとも美しい時期である。
水田の水面(みなも)に写る新緑のやまなみは、私の引きつけられる風景だ。

学園西大通りをまっすぐ突き抜け、採石場の痛々しい山を左に見て
パープルライン(県道236号線・筑波公園永井線)から朝日峠に登る。
この登り道に暴走行為防止の突起がいくつも設置されていて、走るたびに
腹が立つ。
一般利用者にはいい迷惑だけで、暴走行為の防止には役立っているとは
思えない。
まあそのうち、朝日峠の下にトンネルが出来れば、そんな思いもしないで
八郷に行ける。

朝日峠から八郷に下ると、最初の信号が「辻の交差点」である。
この信号を超えて100メートルほど進むと、右に「朝日里山学校」
の道しるべがあり、そこを右折して田んぼの中の道を進む。
いちご栽培のビニールハウスの間を通ると、今が旬のイチゴの甘い
香りがする。

目の前に石岡市のスポーツ施設の白い建物が見えたら、その後ろが
朝日里山学校である。
田んぼ道の突き当たりで左折し、すぐに道しるべが有って右折する。
スポーツ施設の脇を抜けると「朝日里山学校」の門がある。

この朝日里山学校は、以前の朝日小学校が廃校になり、その建物を
利用して地元のNPOが管理している施設だ。
だから以前の教室がそのまま残っており、映画の撮影に使われたり
している。
私も板張りの校舎に、郷愁を覚える一人である。

ただ残念なことに、平日は利用できないのが不便だ。
朝日里山学校の地図はこちら

里山学校に着いてみると、すでに何台かの車が駐まっていて、ファンクラブの
事務局の方が受付の準備をしていた。
9時半集合の予定だったが、9時過ぎには着いて、ゆっくりと準備
する時間があった。


朝日里山学校の様子


校門脇には藤棚が有り、藤の花が咲いている。


それには、こんな説明が出ている。


参加者が今回も多く、賑やかなハイキングとなった。

私は、持参した八溝山の頂上で撮った記念写真を、その時の参加者に
無料で配るつもりだったが、会員の一人が写真代を集めて辞退する私に
どうしても受け取るように言うので、根負けしてありがたく頂戴した。


写真は「辻の交差点」朝日峠方向を向いて撮影したもの

里山学校から辻の交差点を横断して、菖蒲沢の薬師古道入口を目指します。
菖蒲沢は、ヒメハルゼミの発生地として指定されているが、最近は少ないという。

この道の奥には、北向観音があり、その昔、京都から秋田に向かう小野小町が
皮膚病にかかり、朝日峠を越した小野の里から、お参りに来て、皮膚病が治った
と言う伝説がある。

それ以来、北向観音は、女性の信仰を集めてにぎわったという。

しかし、肝心の小野小町は、その後病が重くなり、小野の小野源兵衛宅で
亡くなったという。時に小野小町は69歳と伝えられ、小野に小町の墓もある。
これは全国にある小町伝説の一つであり、史実のほどは定かではない。
けれども歴史ロマンであることは間違いない。

菖蒲沢集落の地図はこちら


石垣の続く道を行けば、上林製材所の豪壮な梁の建物があり
やがて前方に、鉄塔が見えてくる。
その鉄塔の反対に有る消防団の建物が、薬師古道入口の目印である。


この消防団の建物から、右斜めに入る道が薬師古道入口である。


(すみません、団地の草刈りを始めたので、眠くて、続きは後で)