八郷から眺める筑波山
八郷にお住まいのNさんを訪ねて、しばらくぶりでおいしい
コーヒーをいれていただいた。
回りの木々はすっかり生長して、Nさんの家も隠れ家
同然のたたずまいになっていて
開け放たれた戸や窓から、涼やかな風がながれている。
クーラーなんかかけたことが無いよ
と彼は言う。
コーヒータイムの後、Nさん誘われて、茅葺きの古民家
を訪ねた。
築100年以上という家は、材料の木材を冬場にソリに
積んで運び出したもので、徳川時代から明治にかけて
作り上げたものだという。
この民家の一隅に、馬の慰霊碑が建っているが、ここの
おばあさんの話によると、戦争の時に軍馬に徴用され
目隠しして横浜まで運んだのに、何日も走り通して帰って
きたそうである。
しかし、その疲れからであろうか、しばらくして、その
馬が死んでしまったという。
可愛がっていた馬でもあり、慰霊碑を建てて奉ったのだという
目隠しして連れて行ったのに、どうして家がわかったのか
考えれば不思議な話である。
私は「戦場の馬」という映画を思い出していた。
八郷は、そんな不思議に充ち満ちた場所でもある。
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つくば市役所の近くで行われた花火大会
ハート型花火