花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

黒尾谷岳登山コースの花

2013年08月12日 | 登山

峠の茶屋駐車場から見る朝焼け


峠の茶屋駐車場案内図、一方通行になっているので注意
たまに第二駐車場から逆走する人がいるので、合流点で
確認しましょう。


駐車場の標高は1462m


那須の山々の案内図


第一駐車場の入口に面して展望台つき四阿がある
四阿の奥に展望台がある


今回歩いたコースのGPS軌跡図、画面に収まるように
4万分の1の地図で描いた。

「 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)
数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)
数値地図50mメッシュ(標高) 及び数値地図10mメッシュ(火山標高) を使用した。
(承認番号 平22業使、第446号) 」



峠の茶屋前駐車場の最奥の階段を登るとき見える朝日岳


階段を登ると早速花が出迎えてくれた。
ノリウツギの白い花が一面だった。
確かめていないが、リョウブの花のようなものも有った


ホツツジの花もピンクの小花を沢山つけていた。


登山指導所のポストに登山届けを入れると
目の前が登山口である
橋を渡り赤い帽子の狛犬に挨拶して登り始めると
すぐ左に山の神の祠がある。


ヨツバヒヨドリの花が咲き


ヤマハハコの白い花も盛んだった。

前回来たときは、あれほど盛んだったマルバシモツケが
花も終わって茶色になっていた。


登山口と峰の茶屋避難小屋との中間点を示す案内
どちらにも0.7Kmの距離である。標高は1610m
今はなくなった中の茶屋跡と書いてある。
登り始めから吹いていた風が一段と強くなり、帽子が
飛ばされそうだった。

後から登ってきた男性に追いつかれて挨拶すると
日光から来た人で、朝日岳に登って帰ると言う。
測量の傍ら、植生調査も手伝うとかで、奥日光の
外来種の話をするのだった。
ちょっとびっくりしたのは、奥日光の千手ヶ浜のクリンソウは
植栽されたものが広がったもので、自生では無いという話だった。
群生地のクリンソウが自生で無い事は知っていたが、すべてが
そうだったとは驚きである。

そんな話をしながら登ってゆくと登山も楽しいものだ

草つきの朝日岳が霞を通して日を浴びていた
こんな風景はいつ見ても美しいと思う瞬間だ


朝日岳に行く男性と峰の茶屋で別れ、一登りすると
そこは茶臼岳の登り口で、牛ヶ首と峰の茶屋の分岐でもある
朝日を浴びて若干茶色に光っている。


分岐から振り返ると、峰の茶屋と剣ヶ峰と霞む朝日岳が見えた


茶臼岳の上にも少し青空が広がり、登山道に日が差して
遙かに登っていく先客の姿はもう見えなかった。
吹き付ける強風に、シラネニンジンの花が一斉になびいていた。


牛ヶ首コースから見ると、茶臼岳登山道の花達が
朝日に輝いて登山者を招いているようだった。