花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

那須のエゾリンドウとイワインチン

2013年08月28日 | 写真

朝日岳の空は秋色、予想を覆して青空が広がった


ヤマトリカブトの向こうに茶臼と隠居倉


ヤマトリカブトと茶臼岳


南月山のイワインチンが咲き出した。


剣が峰のエゾリンドウ

一日中、那須名物の強風が吹き荒れていた。
那須ロープウェイの駐車場に着いたら、雨が降り出し
「10数メートルの風が吹いています。あと数メートル強まったら
ロープウェイの運行を停止します。」なんて放送している。
頼むよ俺が乗るまで停止にしないでくれ!!
雨合羽を着て、急いで登山の準備をする。

始発には間に合わなかったが、次の8時18分発のロープウェイに
何とか乗った。
普段なら歩くのだが、今日はエゾリンドウも見たいのでロープ
ウェイに乗って、茶臼岳の回りを歩くつもりだった。

山頂駅から外に出ると、雨はほとんど上がっていた。
茶臼岳の山頂は黒い雲に覆われて、あそこだけは雨の様だった。
茶臼岳の登山道も、最近大きく様変わりして歩きやすくなっている
数メートル幅の階段状の道になり、平にならしてあるのでズルズル
滑ったりしない。
「ずいぶん大規模な工事をしましたね」と作業している人に言うと
「見えている石は一段だが、下に二段積んであるんだよ。」と
誇らしげに言うのだった。
道標や案内板もすべて新しい物に取り替えている最中だ。


那須ロープウェイ山頂駅


山頂駅付近の標高は1685メートル


山頂駅から牛ヶ首・茶臼岳・山頂駅分岐までの登山道は
広い階段状の道に変わった。
階段と言っても、石段と石段の間が1メートル以上も有る
幅広いもので、ほとんど平坦にならされている。


現在、この分岐の所まで階段状の登山道が出来ている。
この分岐の道標も新しい物に変わったばかり。
案内地点までの距離と所要時間が表示されているが
時間表記が「min(minuteミニット(分を表す)の略)」と英語表記だ
む、これはもしかして将来の世界遺産ねらいなのか(笑)

冗談はさておき、福島の原発事故の汚染で、観光地那須の
復興を目指す努力は今も続いているのだろう。
そんな事も忘れて、原発再開をもくろむ政治家や経済界に
私は怒りをおぼえる。