娼婦やチンピラでにぎわうランタン通り。ギャンブルと女をこよなく愛する町医者マックは片隅で診療所を開き、貧しい人の治療に情熱を燃やしていた。
診療所にはドジな熱血刑事、弟子入りを志願する若い医者、重病に罹ったお金持ちのお嬢さま、インテリの高級娼婦、そして研修医時代のライバルで現在は香港一の外科医までが、困り果てて助けを求めてきた…。
日本の人気コミック『Dr.クマひげ』を、「不夜城」のリー・チーガイ監督が名優トニー・レオン主演で映画化した下町人情ドラマ。大病院絡みの騒動や彼を慕う人々のささやかな夢と希望が描かれている。
しかし、中国版のパッケージを見るとなかなか手が出なかった作品。
コレ!なんだか女垂らしの医学生みたいな写真ですよね。
でも、こんなシーンは出てきません!!
貧しい人に薬を配り、治療費も取らず、されど腕がいい医者の役。裏街というのが、なかなかどうして、雰囲気が良いです。
昼間は人がごった返して、こちらでゲーム、ギャンブル、食事と賑やかなところが夜には屋台と娼婦の町。もちろん治安が悪いので喧嘩や犯罪が絶えない。
で、いつも目を光らせている刑事。だか、彼は一人の娼婦に恋してて。。。そんな刑事も彼の診療所に入り浸っている。
クリスマス~お正月までの設定。だから貧しい街にある教会のシーンも多い。
トニーもギターやオルガンを演奏したり、歌を歌うシーンもあり。そう、彼は歌手でもあるから、様になってます。
友人の心臓近くから銃弾を取り出す手術に、冗談交じりというのはちょっとやりすぎですけど。
最初の登場シーンの顔はカワイイです。お団子くわえて、頭に銃を突きつけられて。。その後、大きな病院から出て行くときにも、階段の下からチラッと看護婦を見上げる視線も。
流石にコミックの映画化という感じでした。