新幹線は、新神戸駅を出た
ところだった。
スピードを上げて、走り続
ける列車の窓に顔をくっつ
けて、まるで透明な壁から
剥がれ落ちていくように、
どんどん遠ざかってゆく
景色を眺めながら、思い
出していた。
君が手の記憶に残るという
肌を
一人ハーブ湯に浸しており
ところだった。
スピードを上げて、走り続
ける列車の窓に顔をくっつ
けて、まるで透明な壁から
剥がれ落ちていくように、
どんどん遠ざかってゆく
景色を眺めながら、思い
出していた。
君が手の記憶に残るという
肌を
一人ハーブ湯に浸しており