国内の新たな感染者は708人、感染者の累計は9万2238人
国内では15日、新たに708人の感染が確認され、国内の感染者は9万1526人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は9万2238人になりました。
また、新たに確認された死亡者は3人で、死亡者の累計は1663人になりました。
新規感染者が700人を超えるのは9月10日以来です。
都内の新たな感染者は284人、感染者の累計は2万8420人
東京都では15日、新たに284人の感染が確認され、都内の感染者の累計は2万8420人となりました。
新規感染者が280人を超えるのは8月20日以来です。
このうち、10歳未満から30代が156人で全体のおよそ55%を占めていますが、重症化しやすい60代以上の感染者はおよそ19%の55人です。
また、経路不明の感染者は160人で56%です。
なお、新たに確認された死亡者は2人で、死亡者の累計は427人になりました。
これは、あくまでもPCR検査を受けることができた患者のみの数値です。
リンクを追えない新たな感染者が5割を超えていますので、無症状や軽症のためPCR検査を受けていない「隠れ感染者」から感染したものとみられます。
病院や特別養護老人ホームでクラスターが発生しているほか、家庭内感染により重症化しやすい高齢者にじわじわ拡大しています。
新規感染者数の動向
患者と死亡者の動向

国内事例・空港検疫・チャーター便帰国者の合計
家庭内感染の割合が急増
家庭内感染の割合が急増している背景には、無症状の「隠れ感染者」が家庭に持ち込み家族に感染させていること、病院や療養宿泊施設を希望しない感染者が自宅療養中に家族に感染させていること、新規感染者の増加により、病院や療養宿泊施設の調整にあたる保健所などの業務が繁忙のため調整が遅れて、やむなく自宅待機している感染者が家族に感染させていることなどによります。
こうした状況では、水面下で急増している市中の感染拡大に歯止めをかけることは不可能で、医療体制の崩壊の引き金になります。
国内の感染状況
世界の感染者3870万人超え、死亡者は109万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間16日午前3時の時点で3870万1030人となりました。
また、死亡者は109万4591人となりました。
国別の感染者は、アメリカが794万2744人と最も多く、インドが730万7097人、ブラジルが514万863人、ロシアが134万6380人、アルゼンチンが93万1967人などとなっています。
また、死亡者は、アメリカが21万7323人と最も多く、ブラジルが15万1747人、インドが11万1266人、メキシコが8万4898人、イギリスが4万3383人などとなっています。
主な国・地域の感染状況