国内の新たな感染者は624人、感染者の累計は9万3500人
国内では17日、新たに624人の感染が確認され、国内の感染者は9万2788人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は9万3500人になりました。
また、新たに確認された死亡者は6人で、死亡者の累計は1684人になりました。
都内の新たな感染者は235人、感染者の累計は2万8839人
東京都では17日、新たに235人の感染が確認され、都内の感染者の累計は2万8839人となりました。
このうち、10歳未満から30代が127人で全体のおよそ54%を占めていますが、重症化しやすい60代以上の感染者はおよそ18%の42人です。
また、経路不明の感染者は132人で56%です。
なお、新たに確認された死亡者は3人で、死亡者の累計は434人になりました。
これは、あくまでもPCR検査を受けることができた患者のみの数値です。
リンクを追えない新たな感染者が5割を超えていますので、無症状や軽症のためPCR検査を受けていない「隠れ感染者」から感染したものとみられます。
病院や特別養護老人ホームでクラスターが発生しているほか、家庭内感染により重症化しやすい高齢者にじわじわ拡大しています。
新規感染者数の動向
患者と死亡者の動向
国内事例・空港検疫・チャーター便帰国者の合計
家庭内感染の割合が急増
家庭内感染の割合が急増している背景には、無症状の「隠れ感染者」が家庭に持ち込み家族に感染させていること、病院や療養宿泊施設を希望しない感染者が自宅療養中に家族に感染させていること、新規感染者の増加により、病院や療養宿泊施設の調整にあたる保健所などの業務が繁忙のため調整が遅れて、やむなく自宅待機している感染者が家族に感染させていることなどによります。
こうした状況では、水面下で急増している市中の感染拡大に歯止めをかけることは不可能で、医療体制の崩壊の引き金になります。
国内の感染状況
世界の感染者3948万人超え、死亡者は110万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間18日午前3時の時点で3948万5409人となりました。
また、死亡者は110万6519人となりました。
国別の感染者は、アメリカが807万6103人と最も多く、インドが743万2680人、ブラジルが520万300人、ロシアが137万6020人、アルゼンチンが96万5609人などとなっています。
また、死亡者は、アメリカが21万8869人と最も多く、ブラジルが15万3214人、インドが11万2998人、メキシコが8万5704人、イギリスが4万3669人などとなっています。
ヨーロッパ「第2波」、各国で1日の新規感染者が最多を更新
新型コロナウイルスの「第2波」が深刻化しているヨーロッパで17日、1日当たりの新規感染者数が過去最多を更新したと発表する国が相次ぎました。
イタリア政府は17日、新型コロナ感染者が前日から1万925人増えたと発表、1日の新規感染者は4日連続で過去最多を更新。
ベルギー保健当局は17日、感染者が13日に1万369人確認されたと発表。同国で1日に1万人以上の感染者確認は初。
オランダからの17日の報道によると、同国も過去24時間の新規感染者が過去最多となる8114人を記録。
オーストリアやチェコ、ポーランドでも最多の報道が相次ぎました。
主な国・地域の感染状況