経済再生のアクセルと感染拡大防止のブレーキは同時に踏めない

国内の新たな感染者は4802人、感染者の累計は53万1618人
国内では17日、2回目の「宣言」解除後最多となる4802人の感染が確認されました。
新規感染者が4500人を超えるのは3日連続です。
感染者が急増している大阪府は4日連続で1000人超の1161人で、19日連続で東京都の新規感染者数を上回りました。
兵庫県では2日連続で最多を更新する541人、沖縄県の167人、徳島県の44人も、1日の感染者としてはいずれも過去最多を更新しました。
神奈川県の247人、愛知県の230人、埼玉県の207人、千葉県の156人は、いずれも2回目の「宣言」解除後最多となりました。
これで国内の感染者は53万906人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は53万1618人になりました。
また、新たに確認された死亡者は41人で、死亡者の累計は9606人になりました。
重傷患者は前日より32人増の702人となりました。
重症化しやすい変異ウイルスの急拡大で関西圏及び首都圏では医療提供体制や病床はひっ迫していますので、重症化しても専門病床に入院できない事態もおこっています。
政府は、来週20日から来月11日まで、埼玉、千葉、神奈川、愛知の4県にも「まん延防止等重点措置」を適用する方針ですが、人と人との接触を抜本的に減らさない限り、感染爆発を止めることは不可能です。
残念ながら菅内閣には強いメッセージは期待できず、最前線で治療にあたる医療関係者から落胆の声が上がっています。

都内の新たな感染者は759人、感染者の累計は12万9540人
東京都では17日、2回目の「宣言」解除後最多の759人の感染が確認されました。
これで都内の感染者の累計は12万9540人となりました。
このうち、10歳未満から30代が468人で全体のおよそ62%、重症化リスクが高い60代以上の感染者はおよそ13%の101人でした。
17日までの7日間平均は569.0人で、前週比では124.1％と増加しています。
また、経路不明の感染者はおよそ59%の447人です。
なお、新たに確認された死亡者は10人で、死亡者の累計は1846人になりました。

新規感染者数の動向>


患者と死亡者の動向

国内事例・空港検疫の合計

身近な人々の命と暮らしを守るために
感染爆発が全国に波及すれば、国民の命だけでなく終息後の経済を立て直すことすら不可能になります。
ワクチン接種が一般的なものとなり、感染拡大を抑え込むまでは、人と人の接触を8割減らすより強い対策を講じ、抑え込んでから経済に総力で取り組むことが、経済の再生に有効なことが多数の経済の専門家により分析されています。

最前線で新型コロナと戦う医療関係者支援で、私たちにできることは、「感染しないこと」「感染させないこと」です。
「私たちはもう感染している」と認識して、「不要不急の外出はしないこと」「人と接触しないこと」で、これ以上の感染拡大に歯止めをかけましょう。

最前線で戦っている医療従事者に感謝して、解除後も不要不急の外出を自粛しましょう。

国内の感染状況

世界の感染者1億4028万人超え、死亡者は300万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間18日午前5時20分の時点で1億4028万6228人となりました。
また、死亡者は300万4312人となりました。

主な国・地域の感染状況