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京都と東京、どちらが魅力的か ?
と問われたら
それは間違いなく京都、、、、
と私は即座に答えるだろう。
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ただ、その私にとって
唯一の例外となるのが
この青山という街、、、、
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とにかく、オシャレ度が半端ではないのだ。
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表参道のケヤキ並木、
夕暮れ時のブティックの灯り
行き交う女性や
カフェに集う若い男女の洗練されたファッション
外苑の銀杏並木、
贅沢な道幅の青山通りや表参道
( → 青山通りは1964年の東京オリンピックの際
22メートルから40メートルに大幅拡張された )
表参道ヒルズなど低層建築の連なり
明治神宮や赤坂御所、青山霊園などの
公共空間の多さ、、、等々
どれをとっても他の街にはない
上品で魅力に満ち満ちた街だ。
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( 付け加えれば、
浸水の危険のある銀座と異なり
青山の方は海抜的にも申し分ないから、
たとえ荒川が決壊しても大丈夫だろう。
外苑や青山霊園など公共空間=空き地が多いから
地震などの災害にも強いはずだ )
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地価が高騰した東京では
これほど木々や公共空間に恵まれたエリアの再現は
金輪際不可能だが、
金輪際再現不可能、、、という点では
京都の鴨川に似ている。
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元々は葦の生え繁る荒ぶる川にすぎなかったものが
平安遷都以来1200年かけて
今の姿に整えられてきた鴨川と、
明治神宮の創建以来門前町として栄え
終戦後はGHQの米軍の高級将校の居住エリア
となるなど数奇な変遷をへて
唯一無二のファッション街ヘ
発展をとげてきた青山と
長い歳月をへて
贅沢に醸成された都市空間、、、
という点では両者同じなのだ。
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というわけで、京都と青山、
それぞれの街の魅力を満喫しながらの往来という
私の二地域居住は
まだまだ続きそう、、、、、
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下は、青山人気の火付け役となった
田中康夫さんの
「なんとなく、クリスタル」 。
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従前は、この「なんとなく、クリスタル」を
単に「なんクリ」 と呼んでいたが、
「33年後〜」が出てからは、
の方を「いまクリ」
こちらの「なんとなく、クリスタル」
の方を「もとクリ」 と呼ぶらしい。
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「 大学生でモデルの主人公・由利。
バブル経済に沸く直前、一九八〇年の東京を
「皮膚感覚」で生きる若い女性たちを描き、
八〇年代以降の日本人の精神風土、
そして「豊かさ」の終焉までを予見。
膨大な「注」に彩られ、
精緻で批評的な企みに満ちた、文藝賞受賞作。
著者について
「 これほど深く、徹底的に、資本主義社会と対峙した小説を、
ぼくは知らない----高橋源一郎氏
1980年東京。
大学に通うかたわらモデルを続ける由利。
なに不自由ない豊かな生活、でも未来は少しだけ不透明。
彼女の目から日本社会の豊かさとその終焉を予見した、永遠の名作 」
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行きかう人がとても素敵に見えるのはなぜだろう。
邪魔な電信柱が無いからでしょうか?それだけでは無いでしょう。
この南北には個性的なお店、レストラン、カフェが目白押し。京都とは対称的な雰囲気で、現代を感じます。
本当に魅力あふれるエリアですね。
行きかう人がとても素敵に見えるのはなぜだろう、、、、
このポテ太様のご指摘まさに至言ですね。
これほど水準の高い美しい若い女性の
集う街は他にはないですね。
(ギャルの街・渋谷とか、オバサンの街・銀座とかとは
全く異質の街です)
六本木通りと異なり首都高の高架橋がないので
空が抜けているのもいいですし、
公共空間=空き地が多いので災害にも強いと思います。