老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

京都御苑 VS セントラルパーク(NY)

2008年12月24日 | 海外移住 & 永住権
四季 セントラルパーク ニューヨークの都市公園 [DVD] 四季 セントラルパーク ニューヨークの都市公園 [DVD]
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2007-09-21

京都市とニューヨーク市というと、一方は、日本の古都であり、他方は、摩天楼の国際ビジネス都市、とおよそ対極的に見える。

(ウィキペディアで規模について見ると、ニューヨーク市の中心区である、マンハッタン区が、人口的に京都市とほぼ同じで、面積的には10分の1、らしい。そうだとすると、あのマンハッタンというのは、京都を10に分割し、それを10層に積み上げた規模、ということになる)

しかし、徒歩で(車なしで)生活できること(→ただし、市中心部)、道路が碁盤の目のようになっていること、といったように、類似点も多い。

私が、この2つの都市で、もっとも似ていると思うのは、ともに、その中央北よりの位置に、京都は京都御苑、ニューヨーク市はセントラルパークと、ともに広大な公共空間、をもっていること。

私たち夫婦は、1980年代に、一年ほど、セントラルパークの東側に住んでいたことがあるが、週末にその域内をブラブラ散歩する感覚は、京都市民が京都御苑を歩く感覚と全く同じ、だと思う。

面積は、というと、京都御苑が東西700m、南北1300m、で0.91平方キロメートル、セントラルパークが、東西800m、南北4km、で3.2平方キロメートルで、セントラルパークの方が3.5倍広いらしいのだが、東西がほぼ同じ長さのためか、中に立った時に受ける広さの感じは、似ている。

いずれにしろ、都市の魅力や品格というものは、どれだけ整備された公共空間を持っているか、に依存するところも大きい。

そういう意味で、京都市にとって、その中央部に京都御苑を有していることの意義は、セントラルパークがニューヨーク市(マンハッタン区)という都市にもつそれと同様、決して小さくはない(相当に大きい)、と思う。

「老後は京都で」~トップページに戻る

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「浅見さん、京の女は、恐ろ... | トップ | 澤田ふじ子さんの、京都・祇... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私は京都生まれ京都育ちなんですが、初めてのニュ... (京都育ち)
2008-12-24 19:26:35
私は京都生まれ京都育ちなんですが、初めてのニューヨーク旅行でセントラルパークを訪れた際、なぜか非常に懐かしく感じたのを憶えています。そのときは、理由が良く分からず、長い間忘れていたのですが、S&Yさんの文章を読んで、そのときのことを思い出しました。おっしゃるように京都御苑に似ていたからなのかもしれません。町家のならぶ街並か、高層ビル群か、といった表面だけを見ていてもダメなのですね。
返信する
京都育ち 様 (S&Y)
2008-12-25 03:12:39
京都育ち 様
外観レベルの差異や類似は分かりやすいのですが、構造レベルの類似というのは、少し分かりにくいのですが、感情の方は理屈抜きですからね。人間には、初めて見た、あるいは、来たのに、妙に懐かしい、が理由が分からない、というのは、比較的よくあることのようですが、それは、深層レベルの類似性なので分かりにくい、というケースが多いのかもしれません。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

海外移住 & 永住権」カテゴリの最新記事