老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

京の年の瀬 ~ 錦市場・27日・午後5時半

2019年12月27日 | 錦市場 & 百貨店

錦市場は、花見小路や清水寺などと並んで

「オーバーツーリズム」の最前線中の最前線の1つ

と言われているが、

その錦市場の間近かに住む人間としては、

まだまだパンク、、、、というほどではない

と想うのだがどうなんだろう ?

冒頭の写真は、その錦市場の

今日(27日)午後5時半頃の様子。

いずれにせよ、これだけ人口減少や過疎化が

全国的に問題となる中、

人が集まり過ぎる、、、、というのは

なんとも贅沢な(贅沢すぎる ?)悩みではないか !

下は、その京都のオーバーツーリズム問題を取り扱って

今話題の本。

パンクする京都 オーバーツーリズムと戦う観光都市 (星海社新書)
中井 治郎
講談社

以下は、その内容紹介。

「 オーバーツーリズム最前線、京都 !  

日本の古都、京都。

この人口150万の小さな街に、

世界中から毎年5000万人以上の観光客が押し寄せている。

こうした訪日外国人観光客の急増は利益をもたらす一方、

観光客とのトラブル―舞妓パパラッチ・景観破壊・民泊問題―

などの観光公害《オーバーツーリズム》として、いま大きく注目されています。

東京オリンピック・パラリンピックを控えた東京も決して他人事ではないこの大問題について、

本書では、オーバーツーリズムの最前線で戦う京都住民たちの現地レポートや

関係者インタビューを通して「持続可能な観光」の在り方を考えてゆきます !

*本書目次

はじめに 京都市内地図

第1章 京都がパンクする!?

“世紀の愚策”と呼ばれた京都改造計画

花街に押し寄せる「舞妓パパラッチ」

「日常」に侵入する観光客

「インスタ映え」で地価高騰?

「お宿バブル」が街を塗り替える

民泊がもたらした「お宿カオス」

世界はそれを「オーバーツーリズム」と呼びはじめた

インタビュー(1)オーバーツーリズムと戦う京都の和尚さん 「信仰と観光をごっちゃにしたらあかん!」

第2章 日本社会に蔓延する「観光客ぎらい」

観光は「おいしくない」

京都から押し出される日本人

インバウンド市場の主役は中国人

日本社会の「観光客ぎらい」

インタビュー(2)舞妓パパラッチに脅かされる祇園ブランド 「観光されたくない」街のSOS

インタビュー(3)京都市、かく戦えり! オーバーツーリズム最前線からの報告

第3章 「京都らしさ」の正体 ~観光のまなざしと

「古都」化する京都

京都ブランドは「観光ありき」ではなく「文化ありき」

京都観光史~京都はいつから「古都」なのか?

京都タワーと京都駅ビルがもたらした景観論争

「そうだ 京都、行こう。」時代の京都リピーターたち

インタビュー(4)これぞクールジャパン最前線!! 刀で「日本」を伝える京都のサムライ塾

インタビュー(5)狭い、不便が逆に良い!? 超人気町家旅館のおもてなし 日本の“日常”をプロデュース

第4章 京都は誰のものか?

我々は観光客に何を奪われるのか

テーマパーク化する京都

おわりに

参考文献

著者について

中井 治郎

社会学者。1977年、大阪府生まれ。龍谷大学社会学部卒業、同大学院博士課程修了。

京都界隈で延長に延長を重ねた学生時代を過ごし、

就職氷河期やリーマンショックを受け流してきた人生再設計第一世代の社会学者。

現在は京都の三条通で暮らしながら非常勤講師として母校の龍谷大学などで教鞭を執っている。

専攻は観光社会学。

京都府美山町や世界遺産・熊野古道をフィールドに、

文化遺産の観光資源化と山伏についての研究を行う。

本書が初の単著となる。

趣味は日曜大工と逃避としての海外旅行。東南アジアの格安航空券チェックが日課  」

◇ 

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