老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

「定年後、京都で始めた第二の人生」を読んで(その3)

2016年06月04日 | 京都移住 vs  地方移住
定年後、京都で始めた第二の人生――小さな事起こしのすすめ
クリエーター情報なし
岩波書店

(「その2」から続く )

寺谷さんの著書、「定年後、京都で始めた第二の人生」の

「第一章 そうだ、京都に住もう」を読むと、

 長年、その「地域づくり」に邁進してきた愛着のある

郷里(島根県智頭町)を離れられたのは、

ガンを経験したことからくる健康面・医療環境面の不安と、

ご自分が先だった場合、残された奥さんが、

冬は膝上まで雪の積もる町で一人暮らすのはとても無理だ、

と判断されたからだ、という。

子供の世代が同居、ないしは、近くに住んでいるならともかく、

そうでない場合、

雪深い山村に老人夫婦だけで住むのは確かに難しいだろう。

ただ、こうした事情の場合、普通、

慣れ親しんだ土地の最寄りの中核都市(たとえば、県庁所在地)や、

子供の住む都会、親類縁者のいる町などが

移住先になることが多いのではないだろうか ?

しかし、寺谷さんご夫婦が選んだ移住先は、

なんと、全く「縁もゆかりもない」という京都だった。

( 「その4」に続く )

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